エンタメ消化器官

様々なエンタメ作品に対する個人的な感想

2023年の映画鑑賞記録を総ざらい

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

今回は、もはや昨年となってしまった2023年の映画鑑賞記録の総ざらいをしていきます。大晦日にやりたかったよね← 小っちゃいことは気にするな(ワカチコと唱えてくれた方、ありがとう)

 

 

鑑賞本数について

2023年、劇場で鑑賞した映画の本数は、26本。

Amazonプライムビデオと、テレビ放送での鑑賞を加えると、合わせて60本となりました。

昨年(2022年)は、劇場で鑑賞した映画の本数しか数えていませんでしたが(ちなみに13本でした)、その数だけを比べても、大幅に増えているので、昨年よりは多くの作品に触れることが出来たようです。

鑑賞した作品一覧を下のほうに置いておきますので、よろしければご覧下さい。

※過去記事にはネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい。

2023年 鑑賞作品一覧へ

 

さて、そんな中、私の独断と偏見により、いくつかの観点から作品を選んでみました。

 

「観てよかった!」な映画

※タイトルをクリックすると過去の感想記事が開きます。ネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい。

 

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

怪物

セブン

アンドリューNDR114

サイコ

 

上から自分の満足度が高かった順で並べています。『レオン』も入れたいのですが、初鑑賞であることを条件にしました。また、劇場で鑑賞したものを優先して並べています。

子供から大人まで幅広い世代で楽しめる作品から、何とも言えない苦い後味の作品まで、面白さの方向性が違う6本となりました。

それぞれのあらすじや感想については、過去記事をご覧頂ければ幸いです。

※過去記事にはネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい。

 

「自分の好みではあるけど」な映画

※タイトルをクリックすると過去の感想記事が開きます。ネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい

 

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

Swallow/スワロウ

犬王

共謀家族

 

「私は結構好みなんだけど、人にオススメするって感じでもないかなぁ」っていう作品。「観てよかった!」な映画同様、上から自分の満足度が高かった順で並べています。

こちらも、それぞれのあらすじや感想については、過去記事をご覧頂ければ幸いです。

※過去記事にはネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい。

 

「よくない意味で虚無になる」な映画

※タイトルをクリックすると過去の感想記事が開きます。ネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい

 

ライトハウス

LAMB/ラム

 

共通しているのは、なかなか話が進まない、意味が分からない、自分の知識が足りないのかも、という点でした。ハマる人にはハマるのかもしれませんが、私は鑑賞後に虚無になってました。あくまで私にとってはという話ですので悪しからず。

こちらも、それぞれのあらすじや感想については、過去記事をご覧頂ければ幸いです。

※過去記事にはネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい。

 

2023年 劇場鑑賞作品総合優勝

※タイトルをクリックすると過去の感想記事が開きます。ネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい

 

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

怪物

 

どちらかには決められませんでした。この2本においては、「出来るだけ多くの人に観てもらいたい!!」と心の底から思えた作品です。方向性もジャンルも全く別物ですが、それぞれ、楽しさでは前者が、興味深さでは後者がダントツでした。

興味を持った方はぜひ作品に触れてみていただきたいです。

 

2024年もたくさんの映画、たくさんのエンタメ作品に出逢えるといいなと思います。

 

以上、「2023年の映画鑑賞記録を総ざらい」でした。

 

2023年 鑑賞作品一覧

※タイトルをクリックすると過去の感想記事が開きます。ネタバレがあるものも含まれますのでご注意下さい。

「★/☆」より下に並んでいるタイトルの順番に意味はありません。基本は鑑賞した順です。例外として、シリーズ物はまとめて並べています。

 

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

怪物

セブン

アンドリューNDR114

サイコ

レオン 完全版

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

Swallow/スワロウ

犬王

共謀家族

MEN 同じ顔の男たち

すずめの戸締まり

コンフィデンスマンJP 英雄編

YAMAKASI ヤマカシ

かがみの孤城

時計じかけのオレンジ

ライトハウス

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

LAMB/ラム

スティング

言の葉の庭

ワイルド・バレット

Mr.ノーバディ

グロリア(1999)

アルマゲドン

シン・仮面ライダー

プーと大人になった僕

ハロウィンTHE END

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

岸辺露伴 ルーヴルへ行く

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE

M3GAN ミーガン

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

リバー、流れないでよ

ディスタービア

黄金狂時代

カーズ

君たちはどう生きるか

遊星からの物体X

ダーティハリー

ダーティハリー2

ダーティハリー3

ダーティーハリー4

ダーティーハリー5

ミステリと言う勿れ

ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!

デビルマン

ジョンウィック:パラベラム

ジョンウィック:コンセクエンス

アオラレ

劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇

劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇

ゴジラ-1.0

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

ミラベルと魔法だらけの家

ドミノ

回廊とデコイ

ノートルダムの鐘

プリンセスと魔法のキス

今年の感想、今年のうちに。-9月~12月編-

まえがき

4月に体調を崩して以来、このブログをサボり過ぎて、感想をまとめ損なっていたので、一気にまとめることにしました。

4月~8月編、9月~12月編に分けてまとめます。

よろしければお付き合いください。

 

※ネタバレをいとわない形で書いています。未鑑賞の方や、ネタバレを一切踏みたくないという方が閲覧する場合はご注意下さい。

鑑賞した作品一覧(2023年9月~12月)

ミステリと言う勿れ
ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!
デビルマン
ジョンウィック:パラベラム
ジョンウィック:コンセクエンス
アオラレ
劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇
劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇
レオン 完全版
ゴジラ-1.0
犬王
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
ミラベルと魔法だらけの家
ドミノ
共謀家族
回廊とデコイ

ノートルダムの鐘
プリンセスと魔法のキス

 

基本的に鑑賞順に羅列していますが、
シリーズものだけは連続して並べています。
頭に「★」がついているものは、私のお気に入り作品です。

以下にそれぞれのあらすじと感想をまとめていきます。

 

ミステリと言う勿れ

あらすじ

天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整くのうととのう(菅田将暉)は、美術展のために広島を訪れていた。そこで、犬堂我路いぬどうガロ(永山瑛太)の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路かりあつまりしおじ(原菜乃華)と出会う。「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助かりあつまりりきのすけ(町田啓太)、波々壁新音ははかべねお(萩原利久)、赤峰あかみねゆら(柴咲コウ)の4人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴くるまざかあさはる(松下洸平)は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていく。ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ている。汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった…
次第に紐解かれていく遺産相続に隠された<真実>。
そしてそこには世代を超えて受け継がれる一族の<闇と秘密>があった――― 。

引用:下記サイトより

not-mystery-movie.jp

感想

映画館にて鑑賞。

テレビドラマと比べても通常運転だなって感じで、映画にした意味みたいなのはよく解らなかったです。テレビのスペシャルドラマでよかったんじゃないかなと感じてしまいました。整くんの視点やお喋りは相変わらず面白いし、原作読んでなくても楽しめるように作られてるのはスタッフさんや役者さんの力量だなと感じました。

 

ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!

あらすじ

子供のころより‘危険な存在’である人間から隠れて暮らしてきたタートルズたち。
'普通のティーンエイジャー'として彼らが住む大都市ニューヨークのみんなに愛され受け入れられたい
ーその願いを叶えるため、新たな友人エイプリルの助けを得つつ謎の犯罪組織との戦いに繰り出す。
そんな彼らの前に現れたのはミュータント化した敵の大群だった・・・

引用:下記サイトより

turtles-movie.jp

感想

映画館(吹替)にて鑑賞。

2Dとクレイアニメの間のような絵柄の面白さや、チョークで描いたようなエフェクトなど、アイデアは最高だったのですが、それ以上のものが私には見当たりませんでした。演出があまり入っていないのか、構図がよくないのか、映像の流れにメリハリがなく、せっかくのアクションシーンもカッコいいのに見応えは薄かったです。あと、画面がもう少し明るいと見やすくなるんじゃないかなと思いました。後半に行くにつれてどんどん暗くなっていきます。下水道とか、夜とか、暗い場所の設定が多いので仕方ない部分もあるとは思いますが、それはそれとして、映像的にもう少し嘘をついてもいい部分だったのではないでしょうか。

ストーリーも、深く考えなければ勧善懲悪で、やはりお子様向けなのかな、と感じてしまいました。見栄えがいいだけにあまりにも惜しい……

 

デビルマン

あらすじ

両親を亡くし、牧村家に引き取られた高校生・不動明は、親友・飛鳥了の父の死をきっかけに、人類の滅亡を画策するデーモン(悪魔)と合体することに。その強い意志により、人間の心を残したデビルマンとなった明は、デーモンと孤独な戦いを続けるが…。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

Amazonプライム・ビデオにて鑑賞。

クソだクソだと言われていたので、どんだけ酷いクソなのかと思っていましたが、そこまでボロカス言われるほどクソではないのでは、と私は思いました。

確かに出演者の演技力がほとんど壊滅的だったのは事実です。ですが、演出面はかなり凝っていて、そこだけはもう少し評価されてもいい気はしました。攻撃のインパクトのところだけアニメ絵になるのとか、新しい表現に挑戦している感じもあるし、カッコよかったです。女子2人のお化粧シーン、鏡に映ってる2人をどうやって撮ったんだろう、とか。

ただ、私は原作を読んだことも、アニメを観たこともないので、比べたら「全然違うじゃん!」ってなる可能性はありますが、少なくとも全く知らない人間から観たら、そこまで破綻してるようには見えなかったです。変なのは変ですが←

主人公がデフォルトで棒読みなうえ、怒りと叫びの演技が特に下手過ぎて、もうちょっとなんとかならなかったんだろうか…… あと、シンプルに滑舌が悪いので、時々何を言ってるのかマジで分からない瞬間もありました。

シーンを切り貼りすることでセリフが矛盾していると指摘している動画を見かけましたが、ああいう行為は控えてほしいなと思います。確かに賞賛されるような映画ではないのかもしれませんが、あえて「より酷いもの」として見せ物用に偽造してしまうのはどうかと思います。(そもそも映像を勝手に利用することもアウトです。

 

ジョンウィック:パラベラム

あらすじ

裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清だった。1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めモロッコへ飛ぶ。しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばして、ジョンを追い詰める。 果たしてジョンは窮地を脱出し、再び自由を手にすることができるのか!?

引用:下記サイトより

johnwick.jp

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。シリーズ3作目。

1も2もあまり覚えてないのでなんとも言えないのですが、誓印とかチケットとか、フレーバーで内容を誤魔化してる感があります。キアヌのアクションを撮りたいだけなんじゃないかって思えてしまう。それならそれでもいいのだけれど。ジョンの奥さんがどんどん関係なくなっていくのがどうにも…… いつの間にか「自由になりたい」が主体になっていて、「おい、復讐はどうした?」ってなります。相変わらず犬派は勝つ。

 

ジョンウィック:コンセクエンス

あらすじ

裏社会の掟を破り、粛清の包囲網から生還した伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。地下に身を潜め、全てを牛耳る組織:主席連合から自由になるために立ち上がった。 組織内での権力を得た若き高官グラモンは、聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破、ジョンの旧友でもあった盲目の達人ケインを強引に引き入れ、ジョン・ウィック狩りに乗り出す。そんな中、日本の友人、シマヅの協力を求めてジョンが大阪のコンチネンタルホテルに現れる・・・。果たしてジョンは、かつて忠誠を誓った世界との決着をつけて、真の自由を手にすることができるのか!?

引用:下記サイトより

johnwick.jp

感想

映画館(字幕)にて鑑賞。シリーズ4作目。

大阪コンチネンタルが出た瞬間、「これ東京だし、なんなら行ったことあるぞw」ってなってちょっと嬉しかったです。

3時間ずっとアクションの見本市みたいな映画。ずっとカッコいいけど、ずっとカッコいいが故に内容はやっぱり微妙。ジェットコースターが上がったまま落ちてこない感じでした。

ポッと出の悪役は設定的にもストーリー的にもやめてもらいたかったです。もうちょっとジョンが戦う理由に絡めてもらいたかったし、厚みが欲しかったなと思います。

ケインとコウジは、アクションはもちろん、キャラクター性もとてもよかったです。

毎回いろんな言語が入り乱れるのが特徴的なので、字幕で観るほうが面白いかもしれません。でも森川キアヌは最高だから手放し難いよね。今回は字幕版しかありませんでしたが。なんで。

 

アオラレ

あらすじ

美容師のレイチェルは今日も朝寝坊。あわてて息子のカイルを学校へ送りながら職場へと向かうが、高速道路は大渋滞。度重なる遅刻に、クビとなる。最悪の気分のまま下道を走るが、信号待ちで止まると、前の車は青になっても発進しない。クラクションを鳴らすがまだ動かない。イラついたレイチェルが追い越すと、ドライバーの男が「運転マナーがなっていない」と言う。レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。息子を学校に送り届けたものの、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。店員は「あおり運転の常習犯よ」と警告。車に戻ったレイチェルはある異変に気付いた。が、時すでに遅し。信じられない執念に駆り立てられた男の“あおり運転”が、ノンストップで始まるのだった──

引用:下記サイトより

movies.kadokawa.co.jp

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

いわゆる「無敵の人」が理不尽な大暴れをするサイコサスペンス映画。最初の揉め事でレイチェルが「私も悪かった」と一言謝っていれば、大事故で無関係な人間を巻き込むことも、知り合いが死ぬことも、家族が傷つけられることもなく済んだのかもしれません。

作品としては、ショッキングなシーンもありますが、ハラハラ感もあるし、変に優しさがないところもよく、私は楽しめました。わざわざ追いかけてきて謝罪を要求するような、ああいうタイプの人間には、こちらから近づかない、同じ土俵に上がらない、負けたふりをしてあげるのが吉です。

『アオラレ』という邦題の付け方にはやはり引っかかるものがあります。(原題は『Unhinged』)ご時世を踏まえて安易にジョークめいた邦題を付けたのではないかというのが伺えますが、内容としては煽り運転は主軸ではないです。確かにきっかけは煽り運転であり、カーアクションのシーンも多いですが、そこをタイトルとして切り抜くのはどうかなと思います。

人生に絶望した男が自分の感情や行動のコントロールを失い、誰がどうなろうが知ったことではない。とにかく社会に復讐し、自分に苦痛を与える気に入らない人間たちを成敗しなければならないという妄想に囚われている。そうして暴力と殺人を繰り返す。この映画は「無敵の人」の危険性と凶暴性を主軸にしたサイコサスペンスだと思います。

これは余談ですが、公開当時のCMが最悪だったことは、おそらくこの先も私の中で語り種になると思います。製作陣はウケを狙って作ったんだろうなと思いますが、一人の映画ファンとしては深い溜息をつくしかありませんでした。「アバ泣き」や「テネッた?」もそうですが、誰に向けたなんなんでしょうか…… 確かに印象には残ります。しかし、言葉は悪いですが、ちょっとバカっぽいというか…… そういう広告を観て「よし、劇場に行こう!」ってなりますかね。私だったら「ナメられてんのかな?」と思ってしまいます← もちろんCMやキャッチコピーにとらわれず、観たい内容だなと思ったら観に行きますが……

 

劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇

あらすじ

遠い未来。地下で暮らすジーハ村の穴掘り少年シモンは、兄貴分のカミナ、地上から落ちてきた少女ヨーコとともに、夢見た地上の世界へと飛び出していく。一行は顔の形をしたメカ“ラガン”と共に仲間を増やしながら、地上を支配する獣人達の王“螺旋王”が待つ都テッペリンを目指す。
激しい戦いを乗り越えた末、地上を取り戻した人類の前に再び正体不明の敵が襲来する。
絶対的絶望の窮地に立たされる人類を救うため、シモンと大グレン団は銀河をかけた壮絶な戦いの旅を突き進んでいく。

引用:下記サイトより 

gurren-lagann15th.com

感想

Amazonプライム・ビデオにて鑑賞。

地道にテレビ放送版を観ましょう。

ギュッとし過ぎてエンジンがかかり切らない感じです。

 

劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇

あらすじ

天に風穴が開いた日、明日に続く道を見た。 これは運命と戦い続ける、一人の男の物語――― カミナの死を乗り越え、螺旋王四天王を撃破し、王都テッペリンに迫る大グレン団。 獣人軍との激戦のなか、シモンは螺旋王ロージェノムと相対し、壮絶な一騎打ちの末からくも勝利する。 そのテッペリン攻略戦から七年後―――。 地上を取り戻した人類は瞬く間に文明を構築し、繁栄を謳歌する。 いつまでも続くかと思われた平和な世界。 だがその手を宇宙にまで伸ばしたとき、正体不明の敵が現れる。 抵抗を試みるも、その圧倒的な力になすすべもなく蹂躙される人類。誰もが「絶対的絶望」に囚われたとき、再び彼らが立ち上がる。 シモン、そして大グレン団の最後の戦いが始まろうとしている・・・。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

映画館/4DXにて鑑賞。

だから4DXはやめておけと←

そしてやはりテレビ放送版を観ましょう。

ダイジェストのターンでやっぱり冷めてしまう……

 

レオン 完全版

あらすじ

凶暴な純愛がここに完結する。『グラン・ブルー』『二キータ』のリュック・ベッソン監督が、ニューヨークを舞台に放つアクション・エンタテインメント!アカデミー賞女優、ナタリー・ポートマン鮮烈のデビュー作。『レオン オリジナル版』には未使用の、レオンとマチルダが心を通わす過程がより緻密に描かれた、22分のシーンを加えた完全版。家族を惨殺された12歳の少女マチルダは、隣の部屋に住む殺し屋レオンに助けを求める。戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。そこから二人の奇妙な共同生活が始まった。弟の仇を討ちたいというマチルダにしかたなく殺しのテクニックを教えるレオンと、読み書きもできないレオンに文字を教えるマチルダ。やがて二人の間には父娘とも恋人ともつかない愛情が芽生えていくが…。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

映画館(字幕)、リバイバル上映にて鑑賞。

私の人生で1、2を争うお気に入り映画です。

完全版では、レオンのマチルダへの感情が、通常版とは少し違う解釈となるシーンが追加されています。

何度観ても、映像の美しさ、2人の絶妙な距離感、演出面、素晴らしい映画だなと感じることが出来ます。

この映画を観ると牛乳を飲んで身体を鍛えたくなるので、ぜひ牛乳を冷蔵庫に置いておくか、飲みながらご覧下さい。

 

ゴジラ-1.0

あらすじ

焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ
残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
ゴジラ七〇周年記念作品となる本作
ゴジラ −1.0』で
監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴
絶望の象徴が、いま令和に甦る。

引用:下記サイトより

godzilla-movie2023.toho.co.jp

感想

映画館にて鑑賞。

気を衒わないド直球邦画。監督の最も得意な分野とゴジラを掛け合わせ、真摯に向き合った結果、真っ直ぐに貫かれた王道作品になったという印象でした。SEとBGMがめちゃくちゃいいので、是非IMAXで体感してもらいたいです。(大轟音や低音の腹に響く感じが苦手な人にはオススメしない) ベスト・オブ・ベストってタイミングでゴジラのテーマ曲が流れ始めて、ものすごく気持ちよかったです。

どうにもならなさそうなことをアイデアで解決する系の話が私はとても好みなのですが、この作品でそれが観られるとは思っていなかったので、大変よかったです。

 

犬王

あらすじ

室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。

引用:下記サイトより

inuoh-anime.com

感想

Amazonプライム・ビデオにて鑑賞。

室町時代QUEENの話でした(大嘘

和風奇譚には欠かせない、怨念と嫉妬と怪異の要素をしっかりと押さえながらも、現代ロックバンドのライブを室町時代にやったらどんな感じになるか、という実験的な設定が巧く噛み合っていて面白かったです。

犬王ことアヴちゃんの圧倒的な歌唱力と表現力がこの作品の肝になっています。アヴちゃんじゃないと、あの独特なキャラクターは成立しなかったと思います。映画館で観られなかったことを後悔しました。どうでもいいけど森山未來って歌うんだ←

ダンスパートの作画に関して、「同じカット割が続くのでつまらない」というような感想を見かけましたが、私はあれはわざとなんじゃないかと思っています。マイケル・ジャクソンを彷彿とさせる踊りだったので、わざとカメラを振らず、真正面から、つまりライブ会場で観ている時、もしくはライブ映像を観ている時のようなカットにしたのではないでしょうか。アニメーション独特の外連味を求める人からすれば、確かに物足りなさはあるかもしれません。「何かもっと絵的に魅せる方法があったのでは?」と思ってしまうシーンもいくつかありましたが、ポップスターやロックスターへのオマージュという面から観ると、決して「失敗」や「つまらない」とは、私は思いませんでした。

 

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

あらすじ

廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ
目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。
あの男と出会い、そして二人が立ち向かった運命について…

昭和31年―日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。
血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、
また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。
龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。
そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。
それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
鬼太郎の父たちの出会いと運命、
圧倒的絶望の中で二人が見たものは――。

引用:下記サイトより

www.kitaro-tanjo.com

感想

映画館にて鑑賞。

私が冷めているせいなんでしょうか……

劇場では泣いている人もいましたが、私は特に何も感じませんでした……

そのため、現状の世間の盛り上がりに戸惑っています……

「ミステリーだ」みたいなことを言う人が散見されましたが、この話は犯人を推理しても意味がないので、そういうジャンルではないと思います。『犬神家の一族』を感じるというのは、確かに、とは思いますが、それに関してもパロディとかオマージュとか特別狙ってそうしたという訳ではなく、舞台がそういう時代なので、そういう家を描いたに過ぎないのでは。観客サイドが勝手に受信してるやつなんじゃないかと思っています。実際どうなのかは判りませんが……

人間の傲慢さ、欲深さ、ドロドロした関係みたいなものはよく表現されていたと思いますが、これを観て、最終的に何をどう感じて受け取ればいいのか私には解りませんでした。

「バディもの」と言われても物足りなさを覚えました。というのも、信頼関係を築くには時間が短過ぎるし、きっかけが薄いと思う…… 命の恩人?そうでしょうか…… ゲゲさんは本気を出せば人が作った縄ぐらいどうってことないのでは…… それにゲゲさんは奥さんに出会うまで人間が嫌いだったはず…… それは根っこの部分だから簡単には変わらないと思うんです。人間を好きな妻を愛しているだけで、自分も人間を好きになった訳ではないのではと思う。そもそも離れ離れになった原因は人間じゃあなかったか。それなのに人間を短時間で信頼して相棒として認定できるものなのでしょうか……

最後いきなりゲゲさんが水木さんに「相棒」って言ったので「え?」ってなってしまいました。そこに至るまで特別協力らしい協力なんてしてなかったような気がするんですが……

最終的にゲゲさんは鬼太郎のために人間の未来を守るという選択をするわけですが、人間になんの恨みも湧かないのでしょうか? 捜索し続けてようやく見つけた愛する者があんな目に遭っていたのに、恨み言ひとつ言わないで、人間の未来を守ってくれるんですか? 我が子の為とはいえ、それはゲゲさん、あなたよっぽど人が良過ぎやしませんか……?

アクションの作画はカッコよかったです。ただ、アクションシーンだけ線の太さがずっと一定なのは気になりました(これは好みの問題もありますが) わざとなのでしょうか? だとしたら、なぜ通常のシーンで耳だけ線が太くなったり、手だけ線が細くなったりしていたのでしょう。謎でした。

エンドロールを漫画にしたのはどういう理由なのでしょう。そこもアニメにしてほしかったです。『ドラッグ●ンドラグーン2』のことを思い出してました←

うろ覚えですが、鬼太郎って確か赤子の時に墓に投げつけられて左目を失ったんじゃなかったでしたっけ。解釈を変えたのでしょうか。それともあまりに酷いこと過ぎるから描写をやめたのかな……

グロの表現を敢えてしない選択をしたのはどういう理由なのでしょう。悲惨なことになりそうでならない。未遂祭り。PG12とはいえ、子供向けにしては内容はかなり大人びているし、大人向けにしては説得力が足らないような…… この作品はとても中途半端な位置にある気がします。どこの層のどういう人に向けて作ってるのかが判らないというか…… ずば抜けて「ココがイイ!」みたいなのも見い出せず、カタルシスも得られませんでした。観終わった時、完全に消化不良を起こしていました。

Wiki目玉おやじのことを読んだら、全く違う話にされてるって判って唖然としました。もしかして同人アニメだったりしますか……?? 原作履修するほうがよっぽど有意義な気がします……いや履修してはないんですが……(汗

鑑賞後にアニメ『墓場鬼太郎』の1話と『漫画鬼太郎の誕生』を履修しましたが、やはり印象が違い過ぎて、「こっちのでよかったのでは……?」みたいな、余計複雑な気持ちになってしまいました…… ゲゲさんと水木さんのビジュアルと声が良いというのは「その通りですね!」とは思うのですが…… それ以上の何かが私には摂取できないようです……

この作品に限ったことではないですが、昨今「観に行く前にこれを履修しておいて!」みたいなムーブがありますが、私は承服しかねています。「予備知識があると120%面白い」は全然やっていいと思うんです。『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』は、それをやってのけていると思いますし。ただ、目指すものって基本的には「予備知識ゼロでも100%面白い」じゃないかなと思っていて。初めから20%を観客に委ねる前提で作って「予備知識ゼロの人が観たら面白さ80%」になるのは、出来れば避けてほしいなって。シリーズものだと予備知識あること前提で作るのも仕方ないとは思うのですが、それでも「誰が観ても100%面白い」を目指していてほしい。勝手な願望ですが。私はそういう作品のほうが好きです。この世に「誰が観ても100%面白い作品」なんてあるわけがないのは解ってはいます。けれど、それを目指していてほしいとは思う、という話です。 ※この場合の「誰が観ても」というのは、人種とか、セクシャリティとか、そういうことではないです。

私に拾い切れなかった何かがたくさんあるのかもしれないし、単に自分には合わなかったというだけかもしれないし。なので、楽しめる方はしっかり楽しんで下さい。私にもそういうものが見つかるといいなぁ。

 

ミラベルと魔法だらけの家

あらすじ

ズートピア』『モアナと伝説の海』のディズニーが贈るミュージカル・ファンタジー
魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。家族全員が家から“魔法のギフト(才能)”を与えられるなか、ミラベルだけ何の魔法も使えなかった...。ある日、彼女は家に大きな“亀裂”があることに気づく──それは世界から魔法の力が失われていく前兆。家族を救うため、魔法のギフトを持たないミラベルが、“唯一の希望”として立ち上がる。なぜ彼女だけ魔法が使えないのか?そして魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは!?第94回アカデミー賞(R)長編アニメーション作品賞受賞!

引用:下記サイトより

www.disney.co.jp

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

最後、魔法戻ってくるんだ、ロウソク関係ないんだ、ってなりました。あんな命懸けで守ろうとしたのに…… 全部元通りになるのはさすがディズニーの世界……

」魔法なんてなくても大丈夫!」って展開になるのかと思ってました。結局魔法を使えることが個性になっちゃってる気がしなくもないですが……

メッセージとしては、「どんな人でも悩みはある」、「誰もがそれぞれに特別」ということかなと思います。力持ちで頼りになるお姉さんは力がなくなったらどうしようとプレッシャーを常に感じているとか、花を咲かせられるお姉さんは家のために自分の完璧を保つことに必死とか、一見困り事がなさそうな人でも、外から見てるだけじゃ解らない苦しみや悩みを抱えているというのはよかったです。

吹替版では誤解を生む表現になってる箇所がいくらかあるというのは知っていましたが、そんなに気になりませんでした。観終わってからどこがそれだったのか確認してみましたが、最終的には大きく違うところに着地しているとは思わなかったです。愛のお兄さんの心変わり早過ぎだろ、は確かに思いましたが、それぐらいでした。

昨今は、ディズニー作品(マーベル作品も)ってだけで「はいはいポリコレポリコレ」って言われてしまうのが辛いところです。いろんな種類の作品をずっと作り続けてもらって、あれもこれも当たり前っていうふうにしていくしかないんだろうと思います。今はまだ全然時代の過渡期だと思うので、いろんな作品(ようは前例)が増えれば、それだけ先も広がると思うのですが。肌が黒いキャラがいるだけでポリコレ配慮、同性愛要素が出てくるだけでポリコレ配慮、って安易な判定するのはどうかなと思っています。確かにちょっとやり過ぎじゃないかなって思うこともあるけども。

でも年々メッセージ性が強くなっていってるなっていうのは感じます。作品を通して多くの人を楽しませるというよりも、隅っこで泣いているしかない誰かを救おうとしているような。たまにはシンプルエンターテイメントを作ってくれてもいいと思うのですが。そういう役割をすることにしたのかな。なんて思ってたら、「目的を見失っていた」とのこと。あれ?笑

関係ないけど、ディズニーはもう2Dのアニメは作らないのかな。

 

ドミノ

あらすじ

オースティン警察の刑事ダニー・ローク(ベン・アフレック)は、最愛のひとり娘ミニーを失った悲しみから立ち直れずにいる。容疑者が逮捕されたにもかかわらず、彼は誘拐したことも、どこに連れて行ったのかもまるで思い出せないというのだ。そんなある日、ロークと相棒ニックス(JD・パルド)は、特定の貸金庫を狙った強盗が計画されているという匿名の通報を受け、銀行に向かった。
隠れて監視するロークが目を付けたのは、銀行の外にいたひとりの怪しげな男(ウィリアム・フィクナー)。その男が隣の見知らぬ女性に話しかけると、女性は突然奇怪な行動を取り始める。そんな様子を見たロークは急いで貸金庫に駆けつけ、男より先に到着。目的の金庫を開けると、中に入っていたのはなんとミニーの写真だった。写真には、「レヴ・デルレインを見つけろ」と書かれている。ロークはふたりの警官を伴って屋上まで男を追い詰めるも、警官は突然暗示をかけられたようになってお互いを撃ち殺し、男は屋上から飛び降りた。すぐに見下ろしたが、地面に男の姿はない。いったい、何が起こったのか。
この出来事がミニーの失踪に関係していると信じるロークは、匿名の通報者の居場所をたどりあてる。そこにはダイアナ・クルス(アリシー・ブラガ)という名の占い師がいた。人の心を操る能力を持つ彼女は、男の正体を教えてくれる。彼とクルスはかつて同じ秘密組織に所属していたというのだ。そこにミニーはどうつながるのか。次々に危険が降りかかる中で、ロークはその答を探そうとする。

引用:下記サイトより

gaga.ne.jp

感想

映画館(字幕)にて鑑賞。

観たことある要素しか出てこないうえに、それらを組み合わせて新しい映画体験が生まれているとかでもなかったです。クリストファー・ノーラン監督作品等々のSF面白要素を持ってきて混ぜてみたはいいが何もかもが分離してしまい、結果、化学反応を起こせなかった、みたいな作品でした。ノーラン作品の壁は高い……

全体を通してかなり単調で盛り上がりに欠けていました。途中からルール無用の無法地帯、「そんなの超能力だし、だったらなんでも有りでは?」ってなってしまったのもよくなかったです。観客を悪い意味で裏切っています。途中からルールや枷をなくしてしまうと手掛かりが消えるので観客は予測を立てられなくなる。それは楽しみを奪うことでもあります。「こうかもな」「ああかもな」と考えられる余地がないと「何を見せられているの?」となってしまうので。「これはどういうことだろう」「何が起こっているんだろう」と興味を引かせ、その余地を残しながらも、あれこれ予測させておいて、「そうきたか!」と観客の予測を上回る出来事が起こるのが作品における良い裏切りだと思うのですが……

最後の最後のシーンも、結局どう思わせたいのかが余計に不明になってしまいました。最後のそれすらも構築世界だったってことだと思うのですが、本当に必要なシーンだったんでしょうか…… 入れるにしてももっと予想を上回る驚きがないと「どんでん返し」として成立しないのでは…… なんなら余計に意味が解らなくなり、混乱させるだけでギミックとしての役割を果たせていないと思うのですが、どうなんでしょう……

『ドミノ』という邦題も罪深いです。(原題は『Hypnotic』)「ドミノ」と言われたら並べて順番に倒れていくアレをどうしても思い浮かべると思いますし、そういうストーリー構成を期待していました。実際に登場はするけれど、残念ながらそれ自体はストーリーの要ではないし、象徴という感じでもなかったです。なんでその邦題にしたのでしょう。今回の場合「ドミノ」が示すものは登場人物のことで、「そっちのドミノなのか」みたいな裏切りを生もうとしたのかもしれませんが、かなり余計だったと思います。他にもっとふさわしいタイトルがあったのでは、とも思うし、原題のままでも全然良かったと思います。邦題を変えることで本来の映画体験の邪魔になるような小細工やミスリードをする必要はないし、変に巧いことしようとしなくていいのになぁ、と。まあなんか都合があったんだろう。知らんけど←

こういう系のSF作品を通ってこなかった人には新鮮で純粋に楽しめるのかもしれないです。劇場で若い方が「すっごい面白かった!」と言っていたので。少なくとも、いろいろ通ってきてしまった身としては、これだったらノーラン作品を観たほうがよっぽど面白いよ、となってしまいました。まだあまり映画を観たことがなくて、『ドミノ』を観てめちゃくちゃ楽しめたという方は、ぜひ『インセプション』、『メメント』、『シャッターアイランド』などを観て発狂してほしいです。

 

共謀家族

あらすじ

東南アジア、タイ。リー・ウェイジエ(李維傑)は、幼き日に中国からこの地に移り住んできた。今は妻のアユー(阿玉)、高校生の娘ピンピン(平平)、まだ幼い娘アンアン(安安)の一家4人で幸せな毎日を送っている。小さなインターネット回線会社を経営しているリーは、信心深く穏やかな人柄で、地域の誰からも好かれていた。『ショーシャンクの空に』が大好きなリーは、暇さえあれば事務所で映画ばかり観ている映画マニアでもあった。
そんなある日、サマーキャンプに出掛けたピンピンが、不良高校生に睡眠薬を飲まされて暴行され、その様子をスマホで撮られてしまう。ネットに動画を上げると脅されたピンピンは、自宅にやってきたその不良、スーチャットからスマホを奪おうと揉み合いになり、誤って彼を殺してしまう。スーチャットは、地区の警察局長の一人息子だった。
出張から帰り、妻からすべてを聞かされたリーは、愛する娘と家族を守るため、完璧なアリバイ作りに着手する。常々「映画を1000本も見れば、世界に分からないことなどない」と考えていたリーは、それまで観てきた膨大な犯罪映画のトリックを応用し、捜査の先の先まで読み尽くした完全犯罪を計画する。警察の事情聴取に備え、妻子に想定尋問を繰り返すリーと家族との「共謀」の先にはしかし、予想もつかない結末が待っていた―。

引用:下記サイトより

kyobo.inter-film.com

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

構成もよく出来ていて大変面白かったです。

警察局長の息子のゲス野郎加減がマジのゲス野郎なので、その部分については相当不快感は強かったです。そこは苦手な人には注意が必要かもしれないですね。

強いて言うなら、もっといろんな映画のトリックをごちゃ混ぜにするのかなと思っていたので、それぐらいです。ゲス野郎とその親への報復もしっかりとしつつ、どこまでが主人公の計算なのかを曖昧にしているところもとても良かったです。快作だと思いました。

勉強不足で『悪魔は誰だ』も『Drishyam』も『ビジョン』も観たことがないので、そこについてはなんとも言えないのですが。元ネタを知らないから純粋に楽しめた部分もあったりするのかもしれません。

編集で切り貼りして一つに集約させるのを「モンタージュ技法」っていうんですね。勉強になります。

演出面もとても良かったと思います。『ドミノ』のCMで「開始5秒で騙される」って言ってましたが、「それってこの映画のほうでは」と思いました。冒頭、「聞いてた話と全然違うな。再生するの間違えた? でもなんか面白そうだしいいか」と思って見入っていたら、実は主人公の創作話をしているシーンで、「これだよこれ!騙すってこういうことだよ!」ってなりました。

 

回廊とデコイ

あらすじ

小林賢太郎のこれまでに制作したショートフィルム、舞台で上演されたコント、新たに撮り下ろした映像を1本の映画にした作品。

引用:回廊とデコイ - 109シネマズ | 109CINEMASより

note.com

感想

映画館にて鑑賞。

映像作品も面白かったけど、やっぱり舞台でのネタが面白かったです。

若干下品なネタ(おならとかトイレとか玉とか)がちょっと多めで、「どうされました?」ってちょっとだけ心配になりました。『そばをください』と『回廊』が私のお気に入りです。この2本は、かなり賢太郎さんって感じがしました。

「やはりそのうち舞台上にプレイヤーとして戻ってきたくなるのでは?」などと淡い期待をしていましたが、パンフレットを読んで、「ああ、もうプレイヤーには戻ってこないんですね……」と確信してしまいました。それでも「彼はずっと作り続けていくんだろうな」という安心感はあります。「面白くてちょっと不思議」な作品をまた観られることを楽しみにしています。

ちなみに、私の好きなおにぎりの具は鮭です。

 

あらすじ

天下統一を掲げる織田信長は、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社勢力と激しい戦いを繰り広げていたが、その最中、信長の家臣・荒木村重が反乱を起こし姿を消す。信長は羽柴秀吉明智光秀ら家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。秀吉の弟・秀長、軍司・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引き渡されるが、光秀はなぜか村重を殺さず匿う。村重の行方が分からず苛立つ信長は、思いもよらない方向へ疑いの目を向け始める。だが、それはすべて仕組まれた罠だった。

果たして黒幕は誰なのか?
権力争いの行方は?
史実を根底から覆す波乱の展開が、
本能寺の変”に向かって動き出す―

引用:下記サイトより

movies.kadokawa.co.jp

感想

映画館にて鑑賞。

私はビートたけし氏は苦手なのですが、北野武氏は好きになれるかもしれない、と思いました。癪だし悔しいけど、面白かったです←

文章での説明から入るのはクソ映画あるあるなので、出だしはかなり心配にでしたが、そこ以外は問題なく楽しめました。独りよがりや自己満足なだけではなく、この人はちゃんと人を楽しませるために映画を撮っているんだなと感じました。

題材自体は誰でも知っている「本能寺の変」ですが、良くも悪くも、誰もこういう描き方はしたことはなかっただろう、というのは確かです。というかそこまで強く「本能寺の変」にフォーカスされているわけでもないので、あまり気にかける必要もないような。この映画は史実どうこうよりも、エンタメに極振りされているので、そこをつつくのは無粋だと思います。

北野作品はテレビでやっているのをチラッと見たことしかないですが、『アウトレイジ』での思い切りのいい残酷描写は今回も活きています。思っている倍の首が落ちるし血もたくさん出るので、グロや痛そうなのが苦手な人には注意が必要です。男色の描写も多いので、そういうのが苦手な人にもオススメできないです。どうでもいいけどおじさん同士のキスとか濡れ場はなんというか……生々しさがすごい(語彙力

加瀬さんあなたは最高です。少なくとも私はあんな信長を観たことがありませんでした。お国言葉で怒ったり褒めたり喜んだり。振る舞いや、やっていることは非道なのに、その狂気に魅了されてしまいます。冷静に見れば力を振り翳して部下を好き勝手する最悪のパワハラ上司だとおもうのですが、嫌いにはなれないどころか、何故だか魅力を感じてしまうキャラクターでした。「俳優ってすごい」を地で行っていました。どうなってんの……

「時代劇」というと真面目一辺倒で説明的なイメージもありますが、この作品にはあまりそういったイメージはないです。先ほども同じことを書いきましたが、エンタメに極振りされており、バイオレンスとコメディをしっかり取り入れてくれているので、飽きることがありません。難しいことは考えず、流れていくものをただ観ているだけで充分楽しめるいい映画だったと思います。

 

ノートルダムの鐘

あらすじ

舞台は中世のパリ。空高くそびえ立つノートルダム大聖堂の鐘楼に、カジモドという心優しい鐘つき男がひとりぼっちで暮らしていました。冷酷な判事フロローに育てられた彼は鐘楼の外へ出ることを許されず、いつも塔の上から街を眺めては自由を夢見ていました。そして、年に一度の“道化の祭り”の日、愉快な石像ガーゴイルたちに励まされ、ついに塔を抜け出します。生まれて初めての華やかな世界。カジモドは自由を愛し強く生きるジプシーの娘エスメラルダと出会い、初めて友情を知り、そして自らの運命を変えてしまうような冒険に引き込まれていくのです。
個性あふれるキャラクター、アカデミー賞(R)ノミネートの胸を打つ音楽と息をのむ美しい映像。ユーゴーの原作をあの「美女と野獣」のスタッフが壮大なエンターテイメント作品に作り上げました。

引用:下記サイトより

www.disney.co.jp

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

CGと絵画を融合させたような背景とアニメーションが美しかったです。劇中で歌い出すのはいつものことですが、重めの舞台ミュージカル感がかなり強い作品でした。

カジモドは最後、街に受け入れられましたが、結局は誰かのために何らかの大きな功績を残さないと社会に存在を認めてもらえないということなのでは、と受け取れてしまいました。制作されたのが27年も前では時代も違うだろうから仕方ないですが……

都合よく、エスメラルダとくっつく、なんてことが起きないところも現実味を帯びていて少々辛いものがありました。それでも2人の親友が恋仲になることを認める心優しいカジモド。見た目どうこうよりも心の有り様のほうが大事ということだと思います。よくよく考えたら街の人たちからあんな酷い目に遭ったのに、よく許せるなぁ、カジモド……器デカ過ぎ丸……

これはうちのテレビの問題かもしれませんが、全体的にコントラストが弱く、暗い場所のシーンになるととても見づらかったです。

そしてかなりどうでもいいことですが、ガーゴイル達を見た配偶者が「ダークソウルの敵みたい」と言ったので、ところどころ共通点を見つけて勝手にニヤニヤしてしまいました←

 

プリンセスと魔法のキス

あらすじ

それは、運命を変えるキス。

貧しくても愛情豊かに育ったティアナは、大好きな父と一緒に夢見たレストランを開くため、懸命に働く毎日を送っていました。ある晩、富豪の娘シャーロットが、ナヴィーン王子を招待して開いた舞踏会に、ティアナも出席します。すると、一匹のカエルが現れ、ティアナにキスをして欲しいと言います。自分は魔法で姿を変えられた王子だと言うカエルに戸惑いながらも、キスするティアナ。すると、今度はティアナまで…。思いがけない展開に、ティアナとナヴィーンの魔法を解くための旅が始まります!互いに好意を持ちはじめたふたりが本当に大切なものを見つけた時、その魔法も解けるのです。旅の途中で出会う仲間たちとの絆を通し、本当に大切なものを見つけ、夢をかなえてゆく―ディズニーが贈る、新しいロマンチック・ストーリーです。

引用:下記サイトより

www.disney.co.jp

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

結局人に戻るのか…… カエルのまま二人で店作って幸せになる、でもよかったのでは、って気もしますが……

レイ、いいヤツ過ぎる上に死んじゃうんですね……「恋に敗れた悲しみであんなことを……そうに決まってる」なんて、フィクションの中の人はほぼ言わないと思います。だからこそレイはめちゃくちゃいいヤツなんだって感じるんだろうなと。たとえ友達に傷つけられても、そこで感情的になって見放したりしない。友達のいい面を知っているし、それを信じているし、大好きだから助けになろうとする。死んでほしくなかった…… エヴァンジェリンと一緒になれてよかったね、は、いいのですが…… まず死なないでくれないか……私は演出やストーリーの盛り上がりのギミックとして命を落とすキャラが生まれることがツラ過ぎて耐えられないみたいです。まさかディズニー作品でそれを味わうハメになると思わなかったな……

ディズニー感たっぷりの作画と、「そっちもカエルになるんだ!?」まではよかったんですが、最後人に戻ったので着地点も解らなくなっちゃいました。形は問題じゃないんじゃなかったのでは……

シャーロット、普通にいい子でよかったなぁ……

 

以上、「今年の感想、今年のうちに。-9月~12月編-」でした。無理やり年内に間に合わせたので後で加筆するかもしれません←

どなた様も、良いお年を!

今年の感想、今年のうちに。-4月~8月編-

まえがき

4月に体調を崩して以来、このブログをサボり過ぎて、感想をまとめ損なっていたので、一気にまとめることにしました。

4月~8月編、9月~12月編に分けてまとめます。

よろしければお付き合いください。

 

※ネタバレをいとわない形で書いています。未鑑賞の方や、ネタバレを一切踏みたくないという方が閲覧する場合はご注意下さい。

鑑賞した作品一覧(2023年4月~8月)

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り
ハロウィンTHE END
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
岸辺露伴 ルーヴルへ行く
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE
怪物
M3GAN ミーガン
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
リバー、流れないでよ
ディスタービア
黄金狂時代
カーズ
君たちはどう生きるか
遊星からの物体X
ダーティハリー
ダーティハリー2
ダーティハリー3
ダーティーハリー4
ダーティーハリー5

 

基本的に鑑賞順に羅列していますが、
シリーズものだけは連続して並べています。
頭に「★」がついているものは、私のお気に入り作品です。

以下にそれぞれのあらすじと感想をまとめていきます。

 

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

あらすじ

さまざまな種族やモンスターが生息する世界、フォーゴトン・レルム。盗賊のエドガンと相棒の戦士ホルガは、闇の組織に仕える超ヴィランたちに殺されたエドガンの妻を生き返らせるため、さらわれた娘を助けるために旅に出る。そんな二つの目的を遂げるためには、特殊能力を持った仲間と、運命を握るアイテムが必要と分かる。そこで、二人は名家出身の魔法使いサイモンと、自然の化身のドリック、そしてある秘密を知る聖騎士のゼンクとパーティを組むことに。決してヒーローではないアウトローたちが全世界を脅かす超ヴィランの陰謀に対峙することになる――

引用:下記サイトより

paramount.jp

感想

映画館(字幕)にて鑑賞。

めちゃくちゃくちゃくちゃ面白かったです。ファンタジー・アクション・コメディどれをとっても最高でした。「これこれ、こういうのが観たかった!亅という感じ。

私はドリック推しです。髪の色とツノ可愛い。変身能力とか、格好良さと可愛さを備えたアウルベアとか、腕につけたスリングとか、トリックスター感があって好き。それぞれキャラが立っているので役割がハッキリしていて解りやすいです。

元ネタを一切知らずともしっかり楽しめるし、元ネタを知っている人はさらに楽しめる、というのを両立している稀有な作品。すごい。

ぜひ続編を作ってほしいです。

 

ハロウィンTHE END

あらすじ

殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズが再びハドンフィールドを恐怖に陥れた事件から4年が経ち、街は少しずつ平穏な日常を取り戻しつつあった。マイケルの凶刃から生き延びたローリー・ストロードは孫娘のアリソンと暮らしながら回顧録を執筆し、40年以上にわたりマイケルに囚われ続けた人生を解放しようとしていた。
しかし、暗い過去をもつ青年コーリーが、4年間、忽然と姿を消していたマイケルと遭遇したことをきっかけに、新たな恐怖が連鎖し始める。ついにローリーは、長年の因縁に決着をつけるべく、マイケルと最後の対峙を決意するー!!

引用:下記サイトより

filmarks.com

※公式サイトが消失(?)したため、リンク先を変更しました(2023/01/06)

感想

映画館(字幕)にて鑑賞。

しっかり決着をつけてくれてスッキリ。

3作目ともなるとダレるかなと思いきや、2作目よりも満足度の高い仕上がりになっていました。グロ表現はいつものことながら痛そうなので、苦手な人には見せられないなって感じです。

ブギーマンを求めブギーマンに仕立ててしまう亅、「人の悲しみや絶望を自分のものにしてしまう亅というのは、まさに現代的。ホラーだけどメッセージ性も感じる作品でした。

 

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

あらすじ

ニューヨークで配管工を営む双子の
兄弟マリオとルイージ
謎の土管で迷いこんだのは、魔法に満ちた新世界。
はなればなれになってしまった兄弟が、
絆の力で世界の危機に立ち向かう。

引用:下記サイトより 

www.nintendo.co.jp

感想

映画館(吹替)にて鑑賞。

ゲームの要素も取り入れつつ、エンターテイメント映画としてワクワクさせるのがとても巧い映画でした。

家族全員で楽しめると思います。戦うピーチ姫カッコいい。歌うクッパ可愛い。

 

岸辺露伴 ルーヴルへ行く

あらすじ

特殊能力を持つ、漫画家・岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性から
この世で「最も黒い絵」の噂を聞く。
それは最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。
時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴
取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。
しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、
データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。
そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる…。

引用:下記サイトより

kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp

感想

映画館にて鑑賞。

原作を読んでいたので、「映画にするには短過ぎるのでは?」と心配していましたが、しっかり肉付けされていて、見応えバッチリになっていました。

ドラマで作り上げてきた雰囲気を壊さず、原作へのリスペクトも忘れず、大変満足度の高い仕上がりでした。

件の黒い絵は原作のままでも良かったんじゃないかなって気はしますが……

 

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE

あらすじ

2118年1月。公安局統括監視官として会議に出席していた常守朱のもとへ、外国船舶で事件が起きたと一報が入った。同じ会議に出席していた厚生省統計本部長・慎導篤志とともに現場に急行する朱だったが、なぜか捜査権は外務省海外調整局行動課に委ねられていた。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだミリシア・ストロンスカヤ博士が遺体となって発見される。事件の背後には、行動課がずっと追っていた〈ピースブレイカー〉の存在があった。博士が確立した研究…通称〈ストロンスカヤ文書〉を狙い、〈ピースブレイカー〉の起こした事件だと知った刑事課一係は、行動課との共同捜査としてチームを編成する。そこには、かつて公安局から逃亡した、狡噛慎也の姿があった――。博士が最後に通信した雑賀譲二の協力を得て、文書を手に入れるべく出島へ向かった一係だったが…。
〈ストロンスカヤ文書〉を巡り、予想を超えた大きな事件に立ち向かっていくこととなる朱と狡噛。その先には、日本政府、そしてシビュラシステムをも揺るがす、ある真実が隠されていた。ミッシングリンクをつなぐ〈語られなかった物語〉が、ついに明らかになる――。

引用:下記サイトより

psycho-pass.com

感想

映画館にて鑑賞。

出来事を淡々と並べて描かれているのと、主人公と観客の状況の乖離が大きくなってしまって、テレビアニメ1期に比べると感情の移入先がなかったです。相変わらずアクションの描写は安心のProduction I.Gだなって感じでしたが、話の内容が小難しいうえ(それは元からだけど)、エンターテイメント性にいまいち欠ける展開と演出が勿体なく感じてしまいました。テーマとギミックは面白いのに活かしきれてない感……

シリーズ、特に1期だけでも観ていないと、なんのこっちゃ解らんと思うので、初見での今作はオススメ出来ないです。

ちなみに私は観に行く直前に1期だけを全部観ました。2期、3期の内容はうっすら知ってる程度です。そんな感じで今作を観て、意味は解るんだけど純粋に「面白かったか?」と訊かれると頭を抱えてしまいました。サイバーパンクどこいっちゃったのかしら…… 全体的に派手さというか、盛り上がりが足りず、観終わった後に何も残らない一番よくないパターンな気が……

 

怪物

あらすじ

大きな湖のある郊外の町。
息子を愛するシングルマザー、
生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。
それは、よくある子供同士のケンカに見えた。
しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、
大事になっていく。
そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した―。

引用:下記サイトより

gaga.ne.jp

感想

映画館にて鑑賞。

流石の坂元裕二様。シナリオ、構成、セリフ回し、お見事にございます。出来事は同じなのに視点によって意味が変わる。決めつけや思い込みが知らず知らずのうちに誰かを追い込んだり、傷つけていることがある。フィクションではあるけれど、現実としっかりと地続きになっていると感じました。理解できないから、自分と違うから、大多数と違うから、それらが恐ろしくて「こいつは怪物なんだ」ということにしてしまう。自分が勝手に相手を怪物にしているだけで、本当は怪物など存在しない。それなのに「怪物は退治しなければならない。自分や大切な人を守るためにも」という気持ちが攻撃に転じさせてしまう。

怪物がいるのだとしたら、それは目に見えない、その場のちょっとしたノリであったり、立場であったり、同調圧力であったり、良くも悪くも想像力であったり。この映画はそういう、「目に見えない怪物」を見事に描いていると思います。素晴らしいミスリード。多くの人に観てほしい、そしてほんの少しでも考えてほしい。あらゆる角度からの視点を、自分以外の人の視点を、一瞬でもいいから自分の中に置いてみてほしい。そう思える作品でした。

一転、オリジナルシナリオではラストが若干違うという…… 個人的にはこっちのままでもよかったんじゃないかと思うわけですが…… 想像の余白を残すという意味で変えたのかな……

ちなみに私は映画のラストを、「二人は別の世界へ行った(=死)」と、受け取ってしまったのですが、製作陣のインタビュー記事を渡り歩いてみた限り、そういうことではなかったようです。光の中へと楽しげに駆けていく二人のシーンは、自由で希望のある世界を表現しているとのこと。あのシーンの雰囲気だと間違って受け取っている人も割と多いのでは、って気もしますが、どうなんだろう。

それと、宣伝用のトレーラーがサスペンス調なのは、よくないミスリードだなって感じました。かといって、主題に重きを置き過ぎるとネタバレになってしまうんだろうなっていうのも解るので、ある意味では正解だったのかなとも思います。ただ、そういう内容ではないし…… うーん…… 難しいですね…… こんな感想ブログを書いておきながら言うのもなんですが、未鑑賞の方にはぜひ前情報ゼロで観てもらいたいです。

 

M3GAN ミーガン

あらすじ

おもちゃ会社の優れた研究者であるジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は、子供にとって最高の友達であり、親にとって最大の協力者となるようにプログラムした、まるで人間のようなAI人形<M3GAN(ミーガン)>を開発している。ある日、交通事故で両親を亡くし孤児となった姪のケイディ(ヴァイオレット・マッグロウ)を引き取ることになったジェマは、ミーガンに対し「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示し、力を借りる事にするが、その決断は想像を絶する事態を招くことになる―。

引用:下記サイトより 

filmarks.com

※なぜか公式サイトが繋がらない(怖い)ので、Filmarks様のリンクを貼らせていただきます。

感想

映画館(字幕)にて鑑賞。

概ね想像通りでした。PV以上のシーンや展開は特になし。これは個人的な好みですが、ミーガンには最後までユーザーに未練を持っていてほしかったです。「恩知らずのクソガキが」と、なんの葛藤もなくストレートにエネミー化してしまったので、ちょっとシンプル過ぎやしないかと思ってしまいました。まあホラーだからそれでいいんだろうけども。

 

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

あらすじ

ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生マイルス。共に戦ったグウェンと再会した彼は、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中心へと辿り着く。 
そこでマイルスが目にした未来。それは、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた<哀しき定め>だった。それでも両方を守り抜くと固く誓ったマイルスだが、
その大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす…。 
<運命>を変えようとするマイルスの前に立ちはだかる、無数のスパイダーマンたち。 
史上かつてない、スパイダーマン同士の戦いが始まる! 

引用:下記サイトより

www.sonypictures.jp

感想

映画館(吹替)/4DXにて鑑賞。

とりあえず4DXはもういいかな←

相変わらず絵的な表現力は最高でした。アクションシーンを見逃さないために吹替にしましたが、これも正解でした。4DXゆえ、座席が結構揺れるのもあって、内容に集中出来ないという弊害が…… これで字幕だったら途中で観ることを諦めていたと思います。

2部作の1作目とのことで、その足掛かりが出来たところで終わってしまっているので、全体的に盛り上がりは控えめに感じました。

インド版?のスパイダーマンのノリが好きでした。「チャイティー? チャイがお茶って意味なのに?(怒)」ってくだりめっちゃ好き。

 

リバー、流れないでよ

あらすじ

舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。
静かな冬の貴船。ふじやで働く仲居のミコトは、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ仕事へと戻る。
だが2分後、なぜか再び先ほどと同じく貴船川を前にしている。
「・・・・?」

ミコトだけではない、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちはみな異変を感じ始めた。
ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊。永遠に出られない風呂場。自分たちが「ループ」しているのだ。しかもちょうど2分間!

2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまう。
そして、それぞれの“記憶”だけは引き継がれ、連続している。
そのループから抜け出したい人、とどまりたい人、それぞれの感情は乱れ始め、
それに合わせるように雪が降ったりやんだり、貴船世界線が少しずつバグを起こす。
力を合わせ原因究明に臨む皆を見つつ、ミコトは一人複雑な思いを抱えていた―――。

引用:下記サイトより

www.europe-kikaku.com

感想

映画館にて鑑賞。

うまくまとまっていて楽しめました。よくある設定ではあるので、ギミックや構成に対しては特別感動するほどでもないかな、という感じですが、どんな人が観ても楽しめる、タイムループコメディになっていたと思います。ボケ数はもっと増やせそうな感じもしましたが、映画ということを考えると塩梅としては丁度いいのかもしれないです。

大抵の場合、タイムループものって観測者(ループしていると気付いている人)は一人のイメージがあるのですが、全員が観測者のパターンは初めて観たので面白かったです。

 

ディスタービア

あらすじ

トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ主演によるサスペンス・スリラー。父親を自動車事故で亡くした青年ケールは、自暴自棄になって学校で教師を暴行し、3カ月の自宅軟禁処分を受ける。暇を持て余した彼は、友人たちと共にゲーム感覚で近所の覗き見をするように。そんなある日、ケールは血まみれのゴミ袋を引きずる人影を目撃する。時を同じくして、世間では赤毛の女性ばかりが行方不明になる事件が続発しており……。

引用:下記サイトより

eiga.com

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

内容的にも映像的にも真新しい点は見当たらず、可もなく不可もない作品でした。

殺人鬼と疑わしき隣人は本当に殺人鬼でしたってオチなので、なんの捻りも驚きもないです。白骨死体やら腐乱死体やら少なくとも5人は見つかってたように見えたけど、たった2年住んでただけで、死体ってあそこまでの状態になるんでしょうか……

人ん家の設計図なんてどっから手に入れたんだろう……

あと、この人達なんですぐ通報しないで自分で突っ込んでくんだろう…… それだけ警察を当てにしてないってことなのかもしれないけど…… 実際警官もすぐ殺されたし……

とりあえず、得られたことは「交通事故、怖……」ってことぐらいです。それ以上の映像はなかったです。電話しながら運転するのはやめよう。そんでヤバい運転をする車とは車間距離をしっかり取ろう。

父親が死んだくだりが後々なんか効いてくるのかと思ったけどなんもなかった……

何かもっと出来たんじゃなかろうか……

 

黄金狂時代

あらすじ

チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、黄金を求めて雪山へやって来た人々が繰り広げる騒動を、映画史上に輝く名シーンの連続で描いたコメディ。

ゴールドラッシュに沸くアラスカ。一獲千金を夢見て雪山に足を踏み入れたチャーリーは道中で猛吹雪に遭い、山小屋に避難する。そこには指名手配中の凶悪犯ラーセンが潜んでおり、さらに金鉱を発見したビッグ・ジムも転がり込んでくる。3人は小屋の中で猛烈な飢えと寒さに苦しむことに。その後、町を訪れたチャーリーは酒場で出会ったジョージアに一目ぼれするが……。

引用:下記サイトより

eiga.com

感想

テレビ放送(字幕)にて鑑賞。

チャップリンの作品を初めて鑑賞しました。

不愉快な部分もなく、フフフッと笑えるような大変お上品な喜劇でした。大胆で大掛かりなセットの使い方とか、ドリフの源流なのかな。英国紳士的な振る舞いが、スマートさと面白さを兼ね備えていてカッコよかったです。

 

カーズ

あらすじ

ディズニー&ピクサー史上最高の感動と興奮が詰まったファンタジー・アドベンチャー。若き天才レーサー、マックィーンは、「レースでトップになることだけが人生の全て」と信じて疑わない身勝手な性格。そんなマックィーンが、チャンピオン決定戦へと向かう途中で迷い込んだ田舎町《ラジエーター・スプリングス》。その町の個性的な住民、サリー、メーター、ドック・ハドソンらとの人情味あふれる触れ合いによって、次第にマックィーンの心には変化が表れ始める。やがて彼は、ゴールを勝ち取ることよりも、もっと大切なことに気づいていくのだが…。

引用:下記サイトより

www.disney.co.jp

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

観るのは2度目のはずなのに、ほぼ内容を覚えていませんでした←

「レースカーって乗用車と違って、色々ついてないんだな」という学び。

ストーリーは立ち上がりからラストまで割と完璧な流れだな、と感じました。老若男女、誰でも楽しめると思います。個人的にはこの頃ぐらいのピクサーが好きだったなぁ……

 

君たちはどう生きるか

あらすじ

宮崎監督の記憶に残るかつての日本を舞台に、自らの少年時代を重ねた、自伝的要素を含むファンタジー

母親を火事で失った少年・眞人(まひと)は父の勝一とともに東京を離れ、「青鷺屋敷」と呼ばれる広大なお屋敷に引っ越してくる。亡き母の妹であり、新たな母親になった夏子に対して複雑な感情を抱き、転校先の学校でも孤立した日々を送る眞人。そんな彼の前にある日、鳥と人間の姿を行き来する不思議な青サギが現れる。その青サギに導かれ、眞人は生と死が渾然一体となった世界に迷い込んでいく。

引用:君たちはどう生きるか : 作品情報 - 映画.comより抜粋

www.ghibli.jp

感想

映画館にて鑑賞。

あいも変わらず圧巻の作画。冒頭の火事のシーンや、主人公の夢の中のシーン、インコやワラワラなど、同じ姿をしたものが大量に押し寄せてくるようなシーン等はすごい表現力でした。しかし内容はいつものジブリ。それ以上でも以下でもなく、宮崎駿ジブリ。ファンタジー要素を持った冒険ストーリー。正直、タイトルからもっと説教くさい作品が来るのかと思っていたのですがそんなことはなく、かといって何も考えさせられないわけでもなく。メッセージ性どうこうよりも、駿さんが今作りたい作品を作った、ということなのかなと思います。

個人的には頭を殴られて目を覚めさせられるような衝撃のある作品が観たかったので、その勝手な期待からはかなり乖離してしまい、めちゃくちゃ失礼なのは承知ですが、観終わった時「こんなもんか」と思ってしまいました。

宣伝を打たなかったのは正解だったと思います。こんな感想ブログを書いておきながら言うのもなんですが(2回目)、この作品は変な先入観を持たずに観たほうが面白いんじゃないでしょうか。前情報を何も入れずに観たほうがいいという意味では、予告編とかがなくてよかったなと思います。

 

遊星からの物体X

あらすじ

1982年の冬、南極基地にいる12人の隊員が10万年以上も氷の中に埋まっていたエイリアンを発見する。氷が溶け出てきたエイリアンは、次々と形態を変えながら隊員たちに襲いかかる。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

人狼』や『AMONG US』のようなイメージの映画でした。宇宙生命体の見た目がとっても気持ち悪いです……

疑心暗鬼と猜疑心から物語が展開していくので、ドキドキは出来ます。ただ特別これといって書けることがない……←

 

ダーティハリー

あらすじ

サンフランシスコ。ビルの屋上のプールで泳いでいた女性が射殺される事件が発生。「さそり」と名乗る犯人から市当局に、10万ドル払わなければ、殺人を続けるとの脅迫状が届く。市警察の刑事ハリー・キャラハンが捜査に当たるが…。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

テレビ放送(字幕)にて鑑賞。

はー、なるほどカッコいい……

犯人の動機や行動原理は全く解らないし、なんでやねんと思うところもありますが、ハリーのカッコよさを観るための映画だと思えば全然平気です。台詞回しが絶妙でいい皮肉屋でした。

最初、吹替で観ようと思ったのですが、声を聞くとどうしてもルパン三世の顔が浮かんでしまい、これは完全に鑑賞の邪魔になると思ったので字幕に切り替えることに。どうでもいいけど、テレビ放送の字幕って、表示される秒数を考えて文字を削ったりしてないから、すごく読みづらいですね。

 

ダーティハリー2

あらすじ

完全武装した警官らしきグループによる射殺事件が相次いで発生。殺されたのは麻薬組織の大物など悪党ばかりだった。サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン刑事は独自に捜査を開始。そして白バイ隊員・デイヴィスとその仲間たちが犯人だと突き止めるが…。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

テレビ放送(字幕)にて鑑賞。

1の最後で警察を辞めたのかなと思ったら普通に警察を続けていたので、ちょっと謎でした。クリントイースト・ウッドの立ち振る舞いや佇まいのカッコよさはそのままでした。

今となってはストーリー展開ではありますが、偉大な礎の一つなのだろうなと思います。「ダーティハリー症候群」という言葉を初めて知りました。今作はまさにその罹患者との対決。ハリーも法を犯しながら自分の正義を通してはいるけれど、彼はそのことに対して自覚があるし、心の底から善行だと思ってやっているわけではなくて。彼の根底には「悪人でも法の中で裁くべき」というのがあるけれど、それが社会的システムとして正しく執行されていないことへの葛藤が見えるところが、キャラクターとしての深みを与えていると思います。渋いなぁ。

 

ダーティハリー3

あらすじ

相変わらず荒っぽく事件を解決するサンフランシスコ市警の刑事・ハリーの前に、彼さえも一目置くほどの根性と正義感を持つ婦人警官・ムーアが現れる。一方、ハリーの相棒・フランクは、過激派グループの事件に巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまう。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

テレビ放送(字幕)にて鑑賞。

テロリストと思いきやただの金の亡者だった、とか、女性の社会進出について、とか、芯を食いそうで食わない内容でした。

ハリーの相棒って毎回必ず死んでいるし、今回も例に漏れず死ぬわけで。なので、「どんなに頑張っても女性は仕事では役に立たないって言いたいの?」 みたいに曲解しちゃう人もいそうだな、とか。かと言って、女性だからという理由で特別に生きながらえさせるのも不自然だし。性別とかは関係なく、単純に「ハリーの相棒」というポジションだから脚本に殺されたんだろうなって思ってます。ある意味、平等に扱ってると言えなくもない←

1、2に比べるとハリーのカッコよさが引き立てられているわけでもないし、いまいちどうしたかったのかよく解らない作品でした。

 

ダーティハリー4

あらすじ

サンフランシスコの丘。車の中で男の急所を撃ち抜くという事件が発生。そんななか、サンフランシスコ市警のハリー・キャラハンは、過激で無謀な捜査が原因でサン・パウロ出張を命じられる。しかし、この街でも同じ手口の連続殺人事件がハリーを待っていた。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

テレビ放送(字幕)にて鑑賞。

最後のメリーゴーランドで死ぬやつをやりたかっただけなのでは感がすごい←

ハリーの彼女に対する判断は、警察官としては間違いだけど、ハリー・キャラハンというキャラクターとしては正しいあり方だと思いました。泣けるぜ。

 

ダーティハリー5

あらすじ

サンフランシスコ市警察の名物刑事、ハリー・キャラハン。彼が新しい相棒である中国人・クワンと殺人事件を捜査していると、女性リポーター・サマンサに出会う。ある日、強盗事件に遭遇したハリーは、自身も死亡予想ゲームに巻き込まれていることを知る。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

テレビ放送(字幕)にて鑑賞。

ジム・キャリー最高過ぎる!」と思って観ていたら早々に退場して笑ってしまいました。なんてこった。リーアム・ニーソンも若かったです。

爆弾を積んだラジコンを爆走させていたけど、あんなに激しい衝撃とか振動とか大丈夫なの?と思ったり。

シリーズ内で唯一生き残った相棒。おじいちゃんのおまじないのおかげかな(防弾チョッキだけど

監督か脚本家か判りませんが、マスコミの在り方に苦言を呈したかったんだろうなと感じました。自分達の利益の為だけに被害者を利用する構造。それは外国でも同じのようです。

 

以上、「今年の感想、今年のうちに。-4月~8月編-」でした。

次回は、9月〜12月編です。今年中にどうにかまとめたい←

2023年3月中に観た映画をまとめてみました。

※ネタバレをいとわない形で書いています。未見の方や、ネタバレを一切踏みたくないという方が閲覧する場合はご注意下さい。

 

 

主観ランキング(2023年3月)

映画館、自宅問わず、2023年3月中に観た映画について、「映画」として観た場合に自分が好きだなと思った順に並べてみました。主観で並べているので当てになりません←
完全に独断と偏見ですが、なんらかの参考になれば……

 

1位 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
2位 シン・仮面ライダー
3位 Mr.ノーバディ
4位 プーと大人になった僕
5位 グロリア(1999)

6位 アルマゲドン

 

以下にそれぞれの感想をまとめていきます。

 

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

あらすじ

経営するコインランドリーの税金問題、父親の介護に反抗期の娘、優しいだけで頼りにならない夫と、盛りだくさんのトラブルを抱えたエヴリン。そんな中、夫に乗り移った“別の宇宙の夫”から、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と世界の命運を託される。
まさかと驚くエヴリンだが、悪の手先に襲われマルチバースにジャンプ!
カンフーの達人の“別の宇宙のエヴリン”の力を得て、闘いに挑むのだが、なんと、巨悪の正体は娘のジョイだった…!

引用:下記サイトより

gaga.ne.jp

 

感想

映画館(字幕)にて鑑賞。

「なんでも・どこでも・いっぺんに」という意味らしいです。

ラーメンとカレーとケーキを同時に食べたら美味しかった!みたいなカオスな映画でした。大変楽しかったです。カンフー習いたくなる。

視覚的にも内容的にもカオスでした。

アクションシーンがキレッキレで超カッコよかったです。幼い頃によく観たジャッキー・チェンのことを思い出していました。というか、俳優さんの顔がジャッキーにすごく似てました笑

コメディ要素が下ネタに偏ってた所はもうちょっとなんとかしてほしかったです。あれだけやっちゃうとちょっと人を選びそうで心配。笑えるかはともかく、一瞬アンジャッシュみたいな、すれ違いコント的なところがあって、そこは好きでした。

メッセージとしては「好きなことをしていい」「相手の意思を尊重する」「優しい世界になるように行動する」ということかなと思います。「多様性」という言葉を声高にがなるだけではなく、「やるべきことをやる」「したいことをする」「他者のそれらを邪魔しない」ってことじゃないかな、と。

今の時代の流れを象徴するような映画のひとつになるんじゃないかなと感じました。

映像表現や役者さんの演技力が突出してすごいなっていうのはあるけど、この手の内容は冒頭でアレルギー反応を出す人がいて、最後まで集中して観てもらえるか、そういう人たちにちゃんと伝わるかっていうのが心配になります。日曜の朝なのにお客さんが全然いなくて何故ってなったり。

エストポーチで戦うアルファ・レイモンド、小指での格闘、岩になる世界線のシーンがお気に入りです。あと「あなたの戦い方を学んでる」って最高の愛の告白だなって思って、そこもすごく好きでした。

私たちは選択次第で何にでもなれるのかもしれない、と思わせてくれる映画でした。

 

シン・仮面ライダー

あらすじ

どういうわけか、あらすじを掲載している映画サイトがほとんど見つからない謎(公式サイトにも、あらすじは載っていない)

何らかの意図がありそうなので、私もそれに倣って掲載しないことにします。

 

www.shin-kamen-rider.jp

 

感想

映画館にて鑑賞。

仮面ライダー』シリーズは全く観たことがないので元ネタ等は一切解らないけど、個人的にはそれなりに楽しめました。しかしながら『シン・ゴジラ』が面白過ぎた感は否めないかなぁ……

人によっては会話のテンポの悪さに拒否反応が出そうだなって思いました。アクションシーンとか演出とか、部分的に観るとすごくカッコいいところもあるんだけど、全体を通して観た時にどう思えばいいのかちょっと難しかったです。

シン・ゴジラ』の場合は、「もしも本当にゴジラが現れたら、今の日本はどう対応するのか」というコンセプトがハッキリ理解できたけど、今回の作品は庵野氏が学生時代に自作していた特撮物をベースに、今本気で作り直してみたらこうなった、みたいなものを作りたかったのかな、という感じで、観客側へ提示したいコンセプトがいまいち伝わってきませんでした。正直な感想としては、特別面白いでもなく、特別つまらないでもない、微妙な立ち位置の映画といった感じです。

個人的には2号さんがめっちゃ好きでした。あの飄々とした感じ、昔の少年漫画感があって好きです。各オーグのキャラクター性とか戦い方のギミックもよかったです。

シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』と、体長の大きさ的にも、話の規模的にもどんどんスケールダウンしていってしまっているうえ、『シン・ゴジラ』が解りやすく、また面白過ぎたが故にハードルが上がりきってしまっていて、超えるのはなかなか苦しそうだなって思います。

仮面ライダー』をよく知っている人が観たら全然違う感想になるのかしら……

 

Mr.ノーバディ

あらすじ

何者でもない奴(NOBODY)を、絶対に甘くみてはいけない。

キアヌ・リーヴスの大ヒットアクション『ジョン・ウィック』の脚本家デレク・コスルスタッドと制作のデビッド・リーチが新たな作品でタッグを組む。監督に、全編一人称視点で全世界注目の新進気鋭『ハードコア』のイリア・ナイシュラーを迎え、ストレス社会に捧ぐ、「ジョン・ウィック」シリーズファン必見のハードボイルド・アクション!

主人公のハッチ(ボブ・オデンカーク)は、郊外にある自宅と職場の金型工場を路線バスで往復する、ルーティンで退屈な毎日を送っている。外見は地味で、目立った特徴もない。この世の理不尽なことはすべて全身で受け止め、決して歯向かうことはない。妻には距離を置かれ、息子からもリスペクトされることはない。世間から見れば、どこにでも居る、何者でもない男だ。ある日、バスの社内でチンピラと居合わせる。「ジジイ」呼ばわりされたことで、ハッチは遂にブチ切れ大乱闘。しかし、この事件はその後ロシアンマフィアへとつながり、街頭での銃撃戦、カーチェイス、と派手にエスカレートしていくのだった…。

 

引用:下記サイトより

www.universalpictures.jp

 

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

ザ・ファブル』や『奥様は、取り扱い注意』のような、普通の生活を目指しながらも、高い戦闘能力を発揮せざるを得ないといった設定のバイオレンス・アクション・コメディ。

お話というか、主人公の背景とかマフィアとの関わり方がちょっと解りづらいなっていうのはあるけど、アクションシーンが独特でカッコよかったです。自分の体力もしっかり削られながら格闘するところ、好きです。『トランスポーター』とかジャッキー・チェン作品もそうだけど、日常品とか手元に転がってるものを活用して戦う系、とても好き。

「やらなきゃならない」「なら、やれ」のシーンがお気に入り。

娘のネコのブレスレットさえきちんと探していれば、あんなことにはならなかったのだけど、彼は心の奥底で暴れ回る(本来の能力を発揮する)理由をずっと探してたんじゃないかな、と思います。

はっきりしないことが結構あって、もうちょっと明かしてくれてもいいのになっていうのはありました。最初のシーンに戻ってくるのはありがちだけど、しっかりまとまったな感が出るから好きなんだよな。

どうでもいいけど、毎週小言を言うんだったら奥さんが自分でゴミを捨てに行けばいいのに、とか←

内容とは別のところでちょっと気になったのが、タイトルに関してです。全く違う設定の『ミスター・ノーバディ』というタイトルの映画が元々あるようで(しかも結構面白そう)、それがあるんなら邦題をつける時に「Mr.」をつけ足しちゃったのは、うーん…って思います。原題の「ノーバディ」のままとか、あるいはもっと違う邦題なり副題なりをつけるとかしてもよかったのでは……

 

プーと大人になった僕

あらすじ

親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経ち、大人になったクリストファー・ロビンは、仕事に追われ、会社から託された難題と一緒に時間を過ごせない家族との問題に悩んでいた。 そんな彼の前に、“100エーカーの森”を飛び出したプーが突然現れる。彼が忘れてしまった本当に「大切なモノ」を届けるために…。 名優ユアン・マクレガーを迎え、『美女と野獣』のディズニーが「くまのプーさん」を実写映画化した感動の物語。

引用:下記サイトより

www.disney.co.jp

 

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

中盤まで割とホラーめいていてちょっと怖かったです。リアル調のプーさんたちのキャラクターデザインはかなり違和感が強いけど、見慣れてしまえば観られなくはないかな……

「何もしないは最高の何かに繋がる」って理想的ではあるけど、なかなか受け入れ難い考え方というか、すぐには実行できないという意味で難しいなって。

一言目で「あの俳優さんだ!」って顔が浮かんでしまう系だったので、字幕で観たほうがよかったかもと思ってしまいました。

 

グロリア(1999)

あらすじ

3年の刑期を終えて出所したマフィア組織の女グロリアはニューヨークへ帰るが、かつての仲間に裏切られてしまう。彼女は組織に監禁されていた少年ニッキーを連れて逃走を図る。ニッキーの父親は会計士だったが、組織の秘密を収めたフロッピーを持ち出したために、家族とともに殺されていた。標的となったグロリアとニッキーに迫る追っ手。やがてニッキーは彼らの手に落ちてしまうが……。ジョン・カサベテス監督の同名作品をリメイク。

引用:下記サイトより

eiga.com

 

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

前に一回観たなって、見始めてから気づきました←

しかもこれリメイク版だったんですね。

『レオン』の基礎になった作品とのことで、歳の差がある、異性である、2人とも孤独で真っ当とは言えない人生、お互いが血のつながらない家族や特別な存在になる、など、共通点は多かったです。

今観ると、女性はこう、男性はこう、というのが押し付けがましく感じられるけど、ハッピーエンドなので目を瞑れるかな。とはいえ、車の事故で2人も殺しちゃってる(生きてたとて……)ので、何のお咎めもなしってわけにはいかないのでは、と思いますが、細かいことは深く考えてはいけない……

シャロン・ストーン氏のグンバツの足、素敵。けどちょっとミニ履きすぎよね笑

 

アルマゲドン

あらすじ

ザ・ロック』のマイケル・ベイ監督、ブルース・ウィルス主演でおくるヒューマン・アドベンチャーテキサス州に匹敵するほどの小惑星の接近に際し、地球滅亡の危機を救うために立ち上がった14人の男たちの活躍を描く。

引用:下記サイトより

filmarks.com

 

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

昔ビデオで観て感動したような気がするけど、今観ると割とめちゃくちゃだなっていう笑

そんなとこで銃撃つなよとか、核弾頭の上で遊ぶなよとか、叩いて機械直るんかいとか、微妙なタイミングで主題歌がかかったりとか。

テレビ版でカットされまくってるせいかもしれないけど、なんにも感情移入できなくてずっと笑ってました。

 

以上、2023年3月中に観た映画の感想まとめでした。

公開当日(3月31日)に観に行けなかったので、ここには載せてないですが、『ダンジョンズ&ドラゴンズアウトローたちの誇り』めちゃくちゃ面白かったので、ぜひ劇場で観てほしいです。もう一回観に行ってもいいなと思うレベルで楽しかったです。

4月も観に行きたい映画がいくつかあるので楽しみだな。

 

 

 

2023年2月中に観た映画をまとめてみました。

※ネタバレをいとわない形で書いています。未見の方や、ネタバレを一切踏みたくないという方が閲覧する場合はご注意下さい。

 

主観ランキング(2023年2月)

映画館、自宅問わず、2023年2月中に観た映画について、「映画」として観た場合に自分が好きだなと思った順に並べてみました。前回同様、主観で並べているので当てになりません← 完全に独断と偏見ですが、なんらかの参考になれば……

 

 1位 サイコ
 2位 スティング
 3位 言の葉の庭
 4位 LAMB/ラム
 5位 ワイルド・バレット

 

以下にそれぞれの感想をまとめていきます。

 

サイコ

あらすじ

アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコサスペンスの古典的名作。不動産会社に勤める女性マリオンは恋人サムとの結婚を望んでいたが、サムは元妻への慰謝料の支払いに追われ再婚を渋っていた。そんな中、会社の金4万ドルを銀行へ運ぶことになった彼女は、出来心からその金を持ち逃げしてしまう。サムの元を目指して車を走らせるマリオンだったが、大雨で視界が悪くなり、偶然見つけた寂れた宿「ベイツ・モーテル」でひと晩を過ごすことに。そこで彼女は、宿を1人で切り盛りする青年ノーマンと出会うが……。アンソニー・パーキンスがノーマン役を怪演。

引用:下記サイトより

eiga.com

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

やっぱり、ちゃんとしたモノクロ映画は違うなと思いました。
撮影時にモノクロになること前提で計算してライティングをしてるんだろうなっていうのを感じました。そして、めちゃくちゃ見やすい&美しい。
今となってはラストは見透せてしまう部分もあるけど、ストーリー構成はかなり風変わりなんじゃないかなと思います。特に主人公だと思ってた人が殺されて、真相を探る人が移り変わっていくパターンは私はあまり見たことがなかったです。某ゲームぐらい。大体の場合、主人公が大変な目に遭いつつも、どうにか死を回避して狂った犯人を突き止めるか、倒してしまうかになると思う。
いわゆるどんでん返しに近いけど、ラストよりも構成の仕方に驚きました。

60年以上前の映画とはいえ、今観てもしっかり楽しめます。素晴らしい……

 

スティング

あらすじ

第46回アカデミー賞7部門受賞した犯罪ドラマ。舞台はシカゴ。詐欺で稼ぐジョニー・フッカーは、親同然の師匠が殺されたことで、その復讐の協力を仰ぐため伝説の賭博師ヘンリー・ゴンドーフのもとを訪ねる。

引用:下記サイトより

filmarks.com

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

仕方のないことですが、『サイコ』も然りで、古い映画を今観ると「あ、観たことあるパターンだ」ってなっちゃいますね。でも面白かったし、きっといろんな作者に影響を与えてきたんだろうなって思える楽しい作品でした。古沢良太氏とかは特に影響を受けてそう(勝手なイメージ

『コンフィデンスマンJP』シリーズが好きな人には最初のあたりで仕組みが全部解っちゃいそうだけど、展開のテンポの良さと小気味いい音楽で充分楽しめると思います。詐欺もの作品の基盤的映画なのかな。
劇中を区切る扉絵のようなシーンもとても好き。そして、耳馴染みのあるピアノ音楽、これのテーマ曲だったんだな、ってなりました。この年代の服装もカッコよくて好きです。ゲームの『Fallout』を思い出す←

好きなところがたくさん見つかる映画でした。

 

言の葉の庭

あらすじ

靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。

引用:以下サイトより

www.kotonohanoniwa.jp

感想

Amazonプライム・ビデオにて鑑賞。

今まで観た新海誠作品の中で一番自分の好みに合っていたかもしれません。ほろ苦ラブストーリー。絶景の描き方は10年前から素晴らしいです。ただ、盛り上げるための演出とかはやっぱり今のほうが巧いなって思います。
個人的に新海誠作品はファンタジーものや冒険ものよりも、今回のような「日常の延長線上にあるエモ」とのほうが相性抜群だと思うので、どちらかというとそういう路線の作品をもっと作ってほしいなって気持ちが強いです。好みの問題ではありますが……

あと、46分という短さについて。これも好みの問題ですが、アニメ映画はこのぐらいの長さのほうが観やすくて助かる……

 

LAMB/ラム

あらすじ

山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。

ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、
羊ではない何かが産まれてくる。

子供を亡くしていた二人は、
"アダ"と名付けその存在を育てることにする。

奇跡がもたらした"アダ"との家族生活は
大きな幸せをもたらすのだが、
やがて彼らを破滅へと導いていく—。

引用:以下サイトより

klockworx-v.com

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

「これは昨日見た夢の話なんだけど」っていうのをずっと聞かされているような映画でした。「へぇ……(?????)」というのが正直な気持ちです。
これはまた何かの暗喩とかなのかしら……?
こういう理解できない映画に出会った時、実はモチーフになった物語か何かがあって、私の知識不足なのかな? というのをまず疑うんだけど、そういうことでいいんだよね……?
なんというか、もう少し説明してくれてもいいんじゃないかなっていうのと、脈絡なく物語が進んでいるように思えて、もうちょっとなんとかならなかったのかしら……
夫婦の日常パートとかがものすごく長くてなかなか展開が起こらないので、タイパとやらを求める人たちには不評なんじゃないかな……

キリスト教関連だって言う人と、ギリシャ神話関連だって言う人と、考察が様々でもう何がなんだか……笑
うーん……解らないものは解らないので「解らない」としか言いようがないですね?(開き直り

ぶっちゃけエンタメとしては予告のほうが出来がいいんじゃないかとさえ思う……

「おお、これ面白そう」で留めておいたほうが幸せなこともある←
あと吹替で観たせいか、予告の字幕ではあったセリフがなかったりして、「あれ?」ってなったりしてました。何にせよ、もう一回観ようとは思わないかなぁ……
ただ「これで行こう」って踏み切った勇気と想像力、北欧の景色の美しさは称賛できるかなと思います。人に勧めるにはちょっと難しいけど……

 

ワイルド・バレット

あらすじ

イタリアン・マフィアの下っ端ジョーイは、警察官の殺害に使用された拳銃の処理を命じられる。ジョーイはその銃を自宅の地下に隠す。その夜、隣に住むロシア人宅から銃声が聞こえる。発砲したのは、ジョーイの息子の親友、ロシア人一家の息子オレグ。使用されたのはジョーイが隠したはずの銃…。虐待を受けていたオレグが養父に発砲したのだった。この事件がきっかけで、イタリアン・マフィアとロシアン・マフィアの抗争が始まる…

filmarks.com

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

吹替の中の人には本当に申し訳ないのですが、主人公が悪態をつくセリフ部分が特に下手過ぎて集中出来ませんでした…… 普通に話してるシーンはばっちりなのに、肝心の怒ったり泣いたりと感情的になった時に棒読みになるというか、音程がモールス信号みたいになってて…… きっと優しい人なんだろうな……

内容については、マフィアもののアクション映画としても特別面白いわけでもなく、精密なストーリー構築がされているわけでもなく、かといって特別つまらないとも言えない可もなく不可もない映画でした。映像の色味と演出がいちいち無駄におしゃれで、そこは工夫したんだろうなっていうのは感じます。

誘拐犯の夫婦のくだりは『時計じかけのオレンジ』感があって割と嫌いじゃなかったけど、必要なくだりだったかどうかはちょっとよく解らない…… 主人公の奥さんが怒りに任せて二人とも殺しちゃうし…… そのことについて、そのあと何も触れられてなかったけど大丈夫だったの……?

主人公の正体が判明するあたりから取ってつけたように、どんでん返しを繰り返していてちょっと笑ってしまいました。あと誰一人言うこと聞かない笑 そして、子供を危険な場所に連れ回すな笑 「本当のことを吐くんだ!」とか「お願い死なないで!」等々の一個ずつのくだりが間伸びしていて、もうなんか耐えられなくて笑ってしまう。「長い長い、もういいって笑」 ってなってました。

いろいろツッコミどころが多くて、別の意味で面白かったです……

 

以上、2023年2月中に観た映画の感想まとめでした。

2月は全体的に体調を崩していて、しばらく映画を観る気力もなかったし、観たい作品も公開されてなくて劇場には行かなかったな。

逆に3月は観たい映画が結構公開されるはずなので、出来るだけたくさん観に行けるといいなと思っています。『エブエブ』とか観たい。

2023年1月中に観た映画をまとめてみました。

※ネタバレをいとわない形で書いています。未見の方や、ネタバレを一切踏みたくないという方が閲覧する場合はご注意下さい。

 

主観ランキング(2023年1月)

映画館、自宅問わず、2023年1月中に観た映画について、「映画」として観た場合に自分が好きだなと思った順に並べてみました。主観で並べているので当てになりません← 完全に独断と偏見ですが、なんらかの参考になれば…… なるのか……?

 

 1位 セブン
 2位 アンドリューNDR114
 3位 時計じかけのオレンジ
 4位 MEN 同じ顔の男たち
 5位 Swallow/スワロウ
 6位 アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
 7位 すずめの戸締まり
 8位 コンフィデンスマンJP 英雄編
 9位 かがみの孤城
10位 ライトハウス
11位 YAMAKASI ヤマカシ

 

以下にそれぞれの感想をまとめていきます。

 

セブン

あらすじ

ブラッド・ピット主演 × デビッド・フィンチャー監督
モダン・サイコスリラーの傑作
2人の刑事(ブラッド・ピットモーガン・フリーマン)が追うのは、怜悧な頭脳を持つしたたかな連続殺人鬼。男は七つの大罪のいずれかに該当する者を狙い、おぞましい殺人を繰り返していた。苦痛と絶望が蔓延した、雨のそぼ降る陰鬱な街を舞台に展開される傑作スリラーに、グウィネス・パルトロウも共演。恐怖の本質を知り抜いたデビッド・フィンチャー(『ファイト・クラブ』、『ゾディアック』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)が放つ、肉体と精神と魂のアクション。そして最後には観る者の心を食い破る、驚愕のクライマックスが待つ。

引用:下記サイトより

warnerbros.co.jp

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

絶句。驚愕。そんなラストありか。すげえものを観たという気持ち。なんだ? 天才か?? パニックになりながらヤバさがじわじわ押し寄せました。これはヤバい。観ないと勿体ないレベルです。文字通り言葉を失いました。今まで観てきたサスペンスの中でも最高峰、なんでもっと早く観なかったのか、という後悔すら湧いてきます。世の中にはまだまだ素晴らしい作品が溢れているのですね。希望が持てます。いやこの作品の内容から希望もらってたら危ないけど。

グロが苦手な人には素直にオススメするのは難しいかもしれませんが、ラストの葛藤と困惑と苦しみは、ぜひ味わってもらいたい。これは今までにない映画体験でした。私、大満足。劇場で観ていたら慟哭していたかもしれません。

 

アンドリューNDR114

あらすじ

そう遠くない未来のある日。郊外に住むマーティン家に届いた荷物は、父親のリチャードが家族のために購入した家事全般ロボット“NDR114”だった。最新鋭の機能を持ちながらも、礼儀正しく、どこかアナログ感も漂わせるこのロボットは“アンドリュー”と名付けられた。アンドリューの主な仕事は、彼が“リトル・スミス”と呼ぶ末娘の子守り。その仕事を通して、いつしか機械が持つはずのない個性 - 感受性や創造性を見せるようになっていく・・・。

引用:下記サイトより

www.sonypictures.jp

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

単なるSFコメディなのかなと思って見始めたら、めちゃくちゃ哲学的なラブストーリーでした。人生と自由と愛の物語。ロボットに心が宿って、みたいな、私はこういう話に弱い…… 愛する人のために「人間であると認めてもらいたい」と、もがく姿はまさに人間のそれです。最期には他人の承認など無くても当人たちが幸せならそれでよいのだと悟りながら逝去する。思いがけず泣いてしまいました。

 

時計じかけのオレンジ

あらすじ

素晴らしい。並外れた映像、音楽、台詞そして情感の力作。(ビンセント・キャンビー/ニューヨーク・タイムズ) 
巨匠のレンズを覗くと見えてくるもの:それは素晴らしく貴重で、感動に満ちた素晴らしい世界。
喧騒、強盗、歌、タップダンス、暴力。山高帽の反逆児アレックス(マルコム・マクダウェル)は、今日も変わらず最高の時間を楽しんでいた ― 他人の犠牲の上にのみ成り立つ最高の時間を。モラルを持たない残忍な男が洗脳によって模範市民に作りかえられ、再び元の姿に戻っていく。多様な意味での恐怖を込めたアンソニー・バージェスの小説を、キューブリックが近未来に舞台を移し映画化。公開当初、世界中に衝撃を与えたのみならず、栄誉あるNY批評家協会賞の作品賞および監督賞を受賞、さらに作品賞を含む4部門でオスカー(R)にもノミネートされた。現在に至っても『時計じかけのオレンジ』の持つ圧倒的な求心力は、観る者を魅了し続けている。

引用:下記サイトより

warnerbros.co.jp

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

思わず「なんだこれは」(岡本太郎︎のように)と言ってしまいました。映画というよりアートに近いような。絵作りが独特でしたね。最後のあたり、話の整理が追いつかないうちにいきなり終わったので軽くパニックになりました。

当時の若者言葉なのか、仲間内で使ってる遊び言葉なのか、聞いたことのない単語が連続で出てきて、それに引っ張られ過ぎたかもしれません。(後で調べて知りましたが、「ナッドサット言葉」という、ロシア語と英語を混ぜて作られた人工言語らしいです)

前半の犯行部分が結構キツくて、この部分は人を選びそうでした。特に性被害の描写がダメな人には見せられません。

両親が一切の責任を負わず、他人を家に住まわせて、血のつながった息子の居場所はない状況というのは意味が解らなかったです。文化の違いとかもあるのかな…… というか本当にあなた誰なの……?笑

自分のやった罪で報復されるのは当然の報いなので仕方ないよな、と思う反面、矯正されていようが、更生していようが、反省していようが、それらは関係なく私刑で罰せられる、というのも、なんだかおかしいよな、と思います。

どうにか逃げてきたと思ったら被害者宅で、しかも犯行時の歌を歌う凡ミス。何してんねん……笑

殺すつもりまではなかったにせよ、一度も被害者たちに対して「申し訳ない」と言葉にしていなかったと思うから、「あれは事故」ぐらいに思っていて、本心では反省していないんじゃないかなって気がしますが、どうなんでしょうね。矯正して表面的にアルトラ(超暴力)とやらを食い止めても、精神がアルトラを求めていたら意味がないし……

「社会や政治に絡ませてテーマを大きくしたかったけど止むを得ず出来なかった感」を感じました。というのも後半でギュッとなって、おい待て待て待て何が起きた?ってなってしまいました。

全体的にレベルが高過ぎるのか、私が観るにはまだ早かったのかもしれません……

 

MEN 同じ顔の男たち

あらすじ

夫の死を目の前で目撃してしまったハーパー(ジェシー・バックリー)は
心の傷を癒すため、イギリスの田舎街を訪れる。

そこで待っていたのは

豪華なカントリーハウスの管理人ジェフリー(ロリー・キニア)。

ハーパーが街へ出かけると少年、牧師、そして警察官など
出会う男たちが
管理人のジェフリーと全く同じ顔であることに気づく。

街に住む同じ顔の男たち、廃トンネルからついてくる謎の影、
木から大量に落ちるりんご、
そしてフラッシュバックする夫の死。

不穏な出来事が連鎖し、
“得体の知れない恐怖”が徐々に正体を現し始めるー。

引用:下記サイトより

happinet-phantom.com

感想

映画館(字幕)にて鑑賞。

抽象的過ぎてなんのこっちゃ、な映画。しかしながら、「あれは一体なんだったんだ?」「あれはどういう意味だったんだ?」が脳裏に焼き付き、嫌なんだけどついつい何かを考えてしまう作品。想像力と考察力を試されているのかもしれない……?
最初、男性批判の映画なのかなとも思ったんですが、時間が経つにつれて、もしかしたら"(自称)フェミニスト"と名乗る人たちへの批判でもあるのかも、と思うようになりました。
美しい映像や音楽とは裏腹に、人物たちの行動や見た目の気持ち悪さが際立ちます。グロや気持ち悪いのが苦手な人にはオススメできません。最後の産まれるのを繰り返すシーンとか、拒絶反応を起こす人は結構多そうです。
男性関係で嫌な思いをした人にもオススメ出来ないな、と思います。あるあるだとは思うのですが、思い出して「クソがっ!」ってなっちゃうかもしれないので。
少なくとも新年一発目に劇場で観るような映画ではなかったですね←

 

Swallow/スワロウ

あらすじ

完璧な夫、美しいニューヨーク郊外の邸宅、ハンターは誰もが羨む暮らしを手に入れた。ところが、夫は彼女の話を真剣に聞いてはくれず、義父母からも蔑ろにされ、孤独で息苦しい日々を過ごしていた。そんな中、ハンターの妊娠が発覚する。待望の第一子を授かり歓喜の声をあげる夫と義父母であったが、ハンターの孤独は深まっていくばかり。ある日、ふとしたことからハンターはガラス玉を呑み込みたいという衝動にかられるが…。

引用:下記サイトより

filmarks.com

※公式サイトが消失した(?)ため、リンク先を変更しました(2024/01/06)

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

フェミニスト映画、ということを後から知ったのですが、確かに、という感じです。主人公の周りは悪態をつきたくなるような人物ばかりで、うぇー……と思いながら観ていました。ラストシーンで賛否を呼んだとのことですが、彼女の決断は正しかったのではないかな、と私は思います。

こちらも男性関係や親族関係で嫌な思いをした人にはオススメ出来ないな、と思います。思い出して「クソがっ!」ってなっちゃうと思うので。

彼女は自分の人生を取り戻せただろうか。どうか幸あれ。

 

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

あらすじ

世界歴代興行収入No.1の超大作『アバター』が、巨匠J.キャメロン監督自身の手により、人類史上最高の映画シリーズとして新たな奇跡を巻き起こす。それは、「観る」の先にある“超現実”映像体験──神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。再び人類がパンドラに現れるまでは…。神聖な森を追われた一家は、“海の部族”の元へ身を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた…

引用:下記サイトより

www.20thcenturystudios.jp

感想

映画館(字幕/IMAX3D)にて鑑賞。

普通のテレビで観たら面白さは消えてしまいそうなので、もし観るのであれば劇場で、特にIMAX3Dで観るのがいいと思います(私はIMAX信者)
主人公と戦ってる相手との関係性がよく解らず、状況があまり把握出来なかったので、前作を観てること前提なんだろうなと思います。(観たと思うけど13年前のことなんか覚えてないよ……) 後から知りましたが「え、これ5部作中の2作目!?」ってなりました。大丈夫? 終わる……?

世界観とか、デザインとか、その想像力を具現化する技術とかは本当にすごいし、綺麗でイカしてるなって思うんですが、「面白かった?」って訊かれたら、「いやー……」って言いたいのが本音です。ずっとなんかのデモムービーを見せられてんのかなって気持ちになってました。これがゲームだったらやりたいけどなぁ、みたいな。
あと、これは個人的な問題ではあるんですけど、私は境目がめちゃくちゃ気になっちゃうタイプなので、映像の不統一みたいなのがものすごく気になってしまって、それが一番邪魔でした。ゲームをやってる人には解ってもらえるかもしれないですが、全編通して、FPSが高い時とそうじゃない時みたいなのがあって、私はそれが気持ち悪かったです。あれって揃えること出来ないのかな。

そして3時間はやっぱり長いです…… 綺麗だから観てはいられるんだけど、面白くてあっという間とかでもなく、普通に長いなって感じました。
一番驚いたのは、14歳の少女であるキリ役を、73歳のシガニー・ウィーバー氏が演じているってことです。顔似てるなとは思ったけど、まさかご本人だったとは……すっげぇ……まさにアバター……なんの違和感もありませんでした。技術もすごいけど、役者さんってすごい……

 

すずめの戸締まり

あらすじ

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、
「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。
彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、
ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。

扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、
草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。
すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。

「すずめ すき」「おまえは じゃま」

ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、
草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!
それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。
逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、
すずめは慌てて追いかける。

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、
日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。
旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所で
すずめを待っていたのは、
忘れられてしまったある真実だった。

引用:下記サイトより

suzume-tojimari-movie.jp

感想

映画館にて鑑賞。

万人に好まれるであろうロードムービー的な王道展開でした。

公式でも注意喚起されていますが、災害に関して心の傷を抱えている人は観ないほうがよさそうです。
新海誠氏のアニメはすごいんだけど、ストーリーが私の好みではないことが多くて、毎回「綺麗だったなぁ」以外にあんまり感想が出てこないんですよね…… 劇中でRADWIMPSの楽曲を使いまくる演出をやめたのは英断だったと思います。『君の名は。』や『天気の子』の2作品と比べると、今回のが一番好きでした。
アニメ映画を観るときに私は毎回困ってしまうんですが、「映画」として好きかどうか、ということを判断するのがすごく難しいんですよね。ストーリーが、作画が、キャラクターが、演出が、背景が、とかっていろいろ要素はあるんですが、それが「アニメ」だから好きなのか、「映画」だから好きなのか、というのは少し違う種類のような気がしているので、とても難しいなと感じます。

 

コンフィデンスマンJP 英雄編

あらすじ

これは、コンフィデンスマン誕生の秘密に迫る物語―――
“英雄”と謳われた詐欺師〈三代目ツチノコ〉が死んだ。
その元で腕を磨いた過去を持つダー子、ボクちゃん、リチャード。
当代随一の腕を持つコンフィデンスマンによって密かに受け継がれる〈ツチノコ〉の称号をかけ、3人の真剣勝負がはじまる。
舞台は世界中のセレブが集まる世界遺産の都市〈マルタ島ヴァレッタ〉。
狙うは、莫大な財を成し引退したスペイン人の元マフィアが所有する、幻の古代ギリシャ彫刻〈踊るビーナス〉。
それぞれの方法でオサカナに近づく3人だったが、そこに警察さらにはインターポールの捜査の手が迫っていた・・・。
果たして最後に笑うのは誰なのか!?
まったく先の読めない史上最大の騙し合いが始まる!!
そして、本当の〈英雄〉、最後の〈真実〉とは—!?
ザ・ラストコンゲームグランドフィナーレバトルロワイヤル、いざ開幕!!

引用:下記サイトより

confidenceman-movie.com

感想

テレビ放送にて鑑賞。

ジェシーとスタアのための映画だなと思いました。ちゃんと2人の活躍の場面を設けてくれたことがすごく嬉しかったです。あとは概ね通常運転、安定の面白さでした。
シリーズをずっと観ている人にとっては仕掛けが全部バレてしまっていて、「どうせ最後に全部ひっくり返すんだろ?」というのが見えてしまっているので、意外な驚きとかではない部分で観客を楽しませなければならなくなってきて、本を書くのが大変そうだなと感じます。シリーズを通して1話完結に近い形なので、これまでのシリーズ作品を観てない人でも楽しむことは出来そうです。

 

かがみの孤城

あらすじ

そこは、私の世界を変える入口でした――
学校での居場所をなくし部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。
ある日突然部屋の鏡が光り出し、
吸い込まれるように中に入ると、そこにはおとぎ話に出てくるようなお城と見ず知らずの中学生6人が。
さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、
「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。
期限は約1年間。
戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。
互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。
そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めた頃、ある出来事が彼らを襲う――――
果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?
それぞれが胸に秘めた〈人に言えない願い〉とは?
全ての謎が明らかになるとき、想像を超える奇跡が待ち受ける――

引用:下記サイトより

movies.shochiku.co.jp

感想

映画館にて鑑賞。

叙述トリック入門編といった感じです。この手の作品を散々通ってきた大人が、感動や驚きを求めて観に行くような内容ではないと思います。その点に関しては『カメラを止めるな!』を観た後と同じ気持ちになりました。映画やドラマ、小説など、そういった作品にあまり触れてこなかった人たちにとっては、伏線回収への驚きを感じることが出来るかもしれません。
ただ、中学生から高校生ぐらいの方々、あるいは親御さんたちが観たら、なんらかの救いや教訓は得られるのかな、とは思います。
どうでもいいけど、「真実はいつも一つ!」の一言でめちゃくちゃ冷めてしまったので、個人的には入れないでほしかったです。あ、高山さんだな?(ニヤニヤ)、に留めてほしかったな。

いわゆる"イジメ"などの怖いシーンを怖いシーンとして描写することに関して、批判の声もあがっていたようですが、私はあれでよかったと思います。ただ、そういったシーンが単純に苦手な人や、関連する心の傷を抱えた人が、何も知らずにそういうシーンに遭遇してしまう、ということは、ままあると思うので対応の難しさを感じます。だからといって、全てに注意喚起を付けるのも違うんじゃないかな、とも思いますが……

 

ライトハウス

あらすじ

孤島にやって来た2人の灯台
海が荒れ狂うとき、隠された秘密が暴かれてゆく――
1890年代、ニューイングランドの孤島に2人の灯台守がやって来る。 彼らにはこれから4週間に渡って、灯台と島の管理を行う仕事が任されていた。 だが、年かさのベテラン、トーマス・ウェイクと未経験の若者イーフレイム・ウィンズローは、そりが合わずに初日から衝突を繰り返す。 険悪な雰囲気の中、やってきた嵐のせいで2人は島に孤立状態になってしまう。

引用:下記サイトより

transformer.co.jp

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

7割ぐらい意味が解りませんでした。助けて……笑
この手の映画を作る人はみんな暗喩大好きか。大好きなのか。

画面比率が正方形に近い&モノクロの映画ですが、白黒がパッキリしているわけではないので、目を凝らしても何が映っているのかよく判らない場面が多かったです。画質的なことは映画館で観ていたら違ったのかもしれませんが、内容的には映画館で観なくてよかったな、ってなっちゃいました。

とりあえずあれですか…… 神話とか聖書とかを履修しないと、大体の作品がきちんと受け取れない感じなんですかね…… この作品に関しては、おそらくギリシャ神話、特にゼウスとプロメテウスのことを予習しておいたほうが楽しめるんじゃないでしょうか。先に言っといてよ←

 

YAMAKASI ヤマカシ

あらすじ

自分の身一つでビルをよじ登り、屋上から屋上へと飛び回る7人の若者グループ「ヤマカシ」。彼らは子供や若者たちのヒーローとしてリスペクトされていたが、大人たちからは危険な集団だとして白眼視されていた。そんなある日、心臓疾患がある少年・ジャメルが彼らの真似をしようとし、誤って高所から転落してしまう。責任を感じたヤマカシはジャメルを見舞うが、彼の命を救うには24時間以内に緊急手術を行わなければならないという診断結果を告げられた。しかし病院の理事長は「手術費として40万フランを揃えない限り、絶対に手術は行わない」と言い張る。そこでヤマカシは、理事長をはじめとする病院の上層部関係者から金を盗み出すことにする。当初はうまく計画を進めていたが、彼らを目の敵にする警察の包囲網は徐々に狭まっていく。果たして、ヤマカシは24時間以内に費用を集めることが出来るのか?

引用:Wikipediaより

filmarks.com

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

シンプルに説明するとパルクール映画です。「パルクール」を世に広めるのに一役買った作品らしいですが、今だったら観ても観なくても人生に影響はなさそうな気が……(スゴイ・シツレイ

アクションは確かにすごいけど、ストーリーについてはオマケのように感じてしまいました。スポーツ好きの人が観たら、また違った感想になるのかもしれません。

とはいえ、リュック・ベッソン氏が関わっている作品は面白いものが多いので、観て後悔するほどの作品でもないかな、とは思います。細かいことは気にしないからカッコいいパルクールが観たいって人は観てみるといいかもしれません。

 

以上、2023年1月中に観た映画の感想まとめでした。

ゲーム『Steelrising(スチールライジング)』をプレイしました。

作品名:Steelrising(スチールライジング)
開発元:Nacon / Spiders
発売元:株式会社3goo
プレイしたハード:PS5

 

※この記事は2022年11月頃にプレイしたのを思い出しながら書いた記事です。記憶を頼りに書いた記事のため、現在公開されている作品とは内容が異なる可能性があります。ご了承いただければ幸いです。

 

※ネタバレをいとわない形で書いていきます。未プレイで中身を知りたくない方や、ネタバレを一切踏みたくないという方が閲覧する場合はご注意下さい。

 

概要

以下、公式サイトより引用

革命を導き、民衆を救え――
人と機械が織りなす、もうひとつのフランス革命
本作では、オートマタと呼ばれる機械人形の技術が発展した世界で“もうひとつのフランス革命”が語られます。物語には、機械の兵団を使って民衆を虐殺するルイ16世や、そんな夫を恐れるマリー・アントワネット、体制に立ち向かうため主人公の助けを求めるロベスピエールなど、様々な歴史上の人物が登場。プレイヤーは次第に人間と機械が織りなす革命の渦に巻き込まれていきます。

 

3goo.co.jp

 

感想

端的に説明すると、「機械人形が主人公の、フランス革命をモチーフにしたライトなソウルライクゲーム」といった感じです。『ダークソウル』シリーズほど難しくはありませんでした。難易度の高いゲームをプレイしたい人や、バグや不具合に厳しい人には勧めにくいですが、私は充分楽しめました。アクションが苦手でも難易度の設定が可能なので、いわゆる「死にゲー」や「ソウルライクゲーム」に挑戦してみたいけど難しそうで手が出ない、フランス革命時代の雰囲気を味わいたい、といった人には勧められるのかな、と思います。全体的に見た目や動きのデザインがカッコよくて、とても素敵なので、私はこのゲームが結構好きです。諸々あって1周しかやってないけど(小声

 

先述にもありますが、不具合が割と多くてプレイしながらヒヤヒヤしていました。突然ゲームがクラッシュしたり、一時的に止まったり、運悪く地形にハマったら最後、抜け出せなくなって延々とジャンプモーションを眺めることになったり。そういうのがなければ、もっとよかったのになって思います。
※現在では解消されている可能性があります。

 
キャラクターデザインは好みが分かれそう

「オートマタ」という言葉から『NieR:Automata』のようなJRPGっぽい美麗なグラフィックを想像し、勝手にがっかりしている人を見かけましたが、全く関係ありません。機械人形という点では同じですが、『Steelrising(スチールライジング)』の主人公「アイギス」は、人間というよりは、球体関節人形に攻撃用の機構を取り付けたような見た目のデザインです。私としては単なる人間の形ではない主人公のデザインは個性的で好きですが、「怖い」とか「気持ち悪い」などの意見も見かけたので、好みの問題ですね。

 

主人公は多少キャラメイク出来るのでまだいいのですが、洋ゲーにありがちな、NPCがほぼリアルおじさん&おばさんという仕様。史実モチーフに作られているので、これはこれで雰囲気があっていいのだけれど、個人的にはもうちょっとそれぞれのキャラを立ててもよかったんじゃないかなと思います。というのも、どれが誰だか見分けがつきにくくてですね……今となっては顔と名前が一致しません……(プレイしたの11月だからね……


ストーリーについて

正直なところ、よく解りませんでした……
私自身のステータス的にINT(知識や理解力)が足りていないのもあるのですが、フランス革命について詳しいと、その辺りの所感は違ってくるのかもしれません。少なくとも史実について勉強になるとか、っていうよりは、フランス革命のきっかけと大まかな流れみたいなものしか私は受け取ることが出来ませんでした……
主人公のバックグラウンドを主軸にすればもっとドラマチックに出来たんじゃないか、とも思うのですが、うーん、どうなんだろう……


システムについて

概ね『ダークソウル』だなってなりました←
ただ、「オーバーヒート」と「冷却」のシステムは割と面白かったです。
詳細は以下。

・「スタミナ(稼働力)」を使い切ると「オーバーヒート」状態になり、一時的に行動制限が発生する
・タイミングよく「冷却」を行うと、即座に「オーバーヒート」を解除できる
・「冷却」を頻発し過ぎると「凍結状態」となり身動きが取れなくなる
・タイミングを間違えて「冷却」に失敗すると「オーバーヒート」の時間が逆に伸びてしまう

 

「冷却」のシステムがあることに気が付くまでに時間かかりましたが、(チュートリアルはちゃんと読もうな)駆け引きは割と面白かったんじゃないかなと思います。

 

他の特徴としては『ダークソウル』に比べると、ジャンプしたり鍵縄で移動したりといった立体的な上下移動の概念があるので、そこも特徴かなって気がしました。

 

システムとは関係ありませんが、ストーリーが進むほど敵の配置がスカスカになっていってる気がして、「もっと戦わせてくれ!(戦闘狂)」ってなってました。ラクでいいけどね。


街並み、装備、敵のデザインについて

建物とかお庭とか、街並みが綺麗です。フランスの土地の名前をなんとなく覚えられるのもよかったですね。テレビとか見てる時に、「あ、ここ行ったことあるー(ゲームで)」ってなりました。探索するだけでも割と楽しめると思います。

装備のデザインも、この時代の服装っぽくてアンティークが好きな人とかには刺さると思います。集めて着せ替えするの楽しかったな。

敵のデザインなんかもそれぞれ個性的で好きでした。ブリキのおもちゃ感もありながら、ナメて近づいたらズッタズタにされる感じが怖いのとか。

どうでもいいですが、武器の種類に「鉄扇」があって、私はそれが決め手でこのゲームを購入しました。踊るように戦うのはカッコよ過ぎる。


お気に入りの敵

名前は忘れましたがラッパを持った雑魚敵が好きでした。攻撃するためにラッパを振った時、「フォン"ッ」って音がするんですよね。まさにラッパを振った時の音って感じで、こだわりを感じました。ラッパを振った時の音なんて実際に聞いた経験はないんですけどね(うわの空

 

 

プレイ時の注意点

ここからは、私がこのゲームのプレイ時に注意していた点とか、遭遇した不具合やバグ、トラブルなどをまとめてみます。プレイしている方の参考になれば幸いです。
※PS5でしかプレイしてないので、他ハードではそんなことない、とかあるかもしれませんが、そこはご了承ください。

 

ゲームがクラッシュすることがあった

地下道で壺を割った瞬間にクラッシュしました。
壺周りは何やら不穏な気配がしていたので、途中から出来るだけ触らないようにしていました。私は1度しかクラッシュには遭遇しませんでしたが、「よくクラッシュする」というコメントを結構見かけたので、壺とか関係なく多少は覚悟したほうがいいかもしれません。

 

ゲームが一時的に止まることがあった

バスティーユの塀」で丘のような場所にジャンプして乗ろうとしたら、片足の爪先が地面に着いた直後に画面が停止し、操作不能に。数十秒後に操作可能になりましたが、停止中はいろんなボタンを押してみても何も反応しなかったので、めちゃくちゃ不安になりました。PSボタンは反応していたと思うので、単純に読み込みが遅れただけかしら。

 

落下モーションを繰り返したまま抜け出せなくなる場所がある

炎の出ている瓦礫とか、道と道を隔てているような場所をジャンプして無理やり通ろうとしたりするとハマります。ガションッ、ガションッ、ガションッ、とかやってる場合ではないのよ。とはいえ、上部が折れ曲がっている門は通れるし、通れるのか通れないのかどっちなんだいっ、みたいな場所もあるのが厄介なところですが、パワーで解決しようとするのはオススメしません。道なき道は行かないのが無難です。

 

アイテムを使用しないと抜け出せなくなる場所がある

段差と、そのすぐ下に配置された木との間に出来ている隙間です。
お屋敷(だったかな?)に庭みたいな所があって、赤いでっかい敵がいて……段差の……下に……えー……言葉で表すのは非常に困難なので探してみて下さい(諦め
そこになんとなく入ってみたら出られなくなりました、ハハハ。
ジャンプとか特殊モーションをしてみても抜け出せませんでした。ジャンプで抜けられない高さの段差。そこに入った状態でセーブが走ってしまったらしく、ロードし直してもそこからスタートに……。完全に詰んだと思いました。
が、「帰れるアイテムないの?」という天からの助言が! その手だ! 天才か?

ということで、「キャリッジコイン」というアイテムがあれば、キャリッジ(ステージ移動用の馬車)まで戻れるので、持っていたら使いましょう。
私の場合は「キャリッジコイン」は持っていなかったため、初期から持たされているアイテム(所持している全てのエッセンス(お金と経験値)を消費してウェスタ(休憩所)に戻るコイン(アイテム名は忘れた))を使ってなんとか抜け出しました。頑張って稼いだ10000エッセンスは水の泡になったわけですが……

ゲームを一からやり直すよりはマシだよね!
好奇心は猫をも殺す……変な場所には入らないのが吉です……

 

ステータスのアップグレード選択時(ステータスの割り振りするとこ)、「剛力」から他のステータスへカーソルを移動させると、カーソル移動後のステータスの数値がマイナスで表示されることがある

多分、「剛力」で上がった数値からステータスの上昇値が計算されてしまっているんだと思います。詳しく検証まではしませんでしたが、「剛力」以外からカーソルを移動させれば、正常な値で表示されるはず。されてると信じたい←

 

採石場に行く前にサンクルーで「門の鍵」を入手し、採石場をクリア後、王妃のサイドクエストを受け、サンクルーで「コンパス」を使用すると「門の鍵」を入手した場所が示される

私はこれをやって王妃の場所が判らなくなり、しばらく迷子になりました←
結論としては「コンパス」に頼らなくても辿り着くことは可能ですが、不便なのでこの順序で行くことはオススメしません。本来、採石場に行く前にサンクルーに行く必要性は全くなかったはずなので、話の流れには逆らわないほうが無難です。
好奇心は猫をも(以下略

 

「これを壊すには道具が必要だ」と表示される場所について

メインストーリーを進めましょう。そのうち手に入ります。

もう少し詳しく書くと、大ボス(NPCが箱に入れられて悪夢を見せられてるやつ)を倒すことで対応した特殊な能力を手に入れることが出来ます。4番目(だったかな?)の大ボスを倒すことで破壊する能力が手に入ります。

 

サイドクエストで必要なアイテムを持っているにも関わらず、該当箇所に入れない

メインストーリーを進めましょう。そのうち入れるようになります。

私の場合、なんで入れないの? コンパスのアイコン出てるじゃないか。ここだと思うんだけどな……何の反応もないし入れないしもういいか……って後回しにしてメイン進めたら入れた、ということが2、3回ありました。ストーリーを進めないと開かない場所があって、そこを通らないとサイドクエストの目的地に辿り着けないんだけど、その手前の段階の場所にコンパスのアイコンが表示されるせいで混乱しちゃうんですよね。
ラスト手前までプレイしても入れないという場所はなかったと思うので大丈夫だと思います。大丈夫だと思います(言い聞かせ

そういえば一カ所、最後まで開けられない箱があったけど、あれはサイドクエストかどっかで分岐してるんだろうか……

 

ラスト周辺のイベントシーン、ルイ16世からマリー・アントワネットへ主人公を引き渡す際、主人公のキャラクターモデルがプレイヤーのキャラメイクと異なるデザインのモデルになっている

「いーや、お前誰だよ!?」と盛大にツッコんでしまいました。結構重要なシーンなのに、誰も気が付かなかったのでしょうか……それとも私だけなったの……? ストーリーの最初に戻るわけだから、わざと? とも思ったけど、やっぱり外見を引き継いでないとおかしいような気がします。本名で呼んでるし。外見まで変えられてしまったってことなのかな……??
そこまでのイベントシーンで表示されていた主人公のモデルは、過去の話でもプレイヤーがキャラメイクしたモデルしか表示されてなかったと思うので、そこだけ初期化はストーリー的にもしないんじゃないかって気がするけど……
まあ……プレイには問題ないです……ただ「ん……?」ってなるだけです……

 

クリアしたらニューゲームするしかない

クリア済みのセーブデータをロードするとエンドロールが流れます。全然いいんだけど、ラストステージに行く前に戻ってくれたら嬉しかったかもしれない。ちなみに周回要素が追加されたようですが、そちらはプレイしていないので選択したらどうなるのかまでは知らないです←

 

 

無視できるレベルの細かい不具合

主人公が目の前にいても攻撃してこない敵がいる

何もしてこないフリをしてなんかしてくるのかなと思ったら殴り放題でした(コウメ太夫) AIが止まってるのかな?

 

NPC達との会話時、セリフのテキストは表示されるが、ボイスが鳴らないことがあった

逆だったら困るけど、何言ってるかは解るのでセーフ←

 

足音やオブジェクト破壊時のSEが鳴らない場所がある

地下道で頻発してたイメージ。
違和感はありましたが、プレイには問題ないので無視。

 

ミラボー伯爵など、主要NPCとの会話イベント直後、主人公が高い所から落ちてきて着地することがある

困ることはなかったけど、大はしゃぎしてるように見えなくもない。

 

噴水や池などの近くで、主人公の足元に出る波紋の位置が見た目と一致していない場所がある

プレイには問題ないけど違和感はある。
ちなみに水辺の近くで、水のない地面を歩いているのに水辺のSEが鳴る場所もあります。

 

建物のコリジョンが見た目と一致していない場所がある

違和感はありましたが、特に困ることはなかったです。
奥に家のドアがあるのに、ここだけなんか出っ張ってんな、っていう程度です。


今はいろいろ修正されているかもしれないですが、私がプレイした時はそんな感じでした。まあ不具合はね、どんなゲームにでも出るから……うん……

 

ということで、以上、ゲーム『Steelrising(スチールライジング)』の感想とプレイ時の注意点でした。興味を持った方は、ぜひプレイしてみて下さいね!