エンタメ消化器官

様々なエンタメ作品に対する個人的な感想

2023年3月中に観た映画をまとめてみました。

※ネタバレをいとわない形で書いています。未見の方や、ネタバレを一切踏みたくないという方が閲覧する場合はご注意下さい。

 

 

主観ランキング(2023年3月)

映画館、自宅問わず、2023年3月中に観た映画について、「映画」として観た場合に自分が好きだなと思った順に並べてみました。主観で並べているので当てになりません←
完全に独断と偏見ですが、なんらかの参考になれば……

 

1位 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
2位 シン・仮面ライダー
3位 Mr.ノーバディ
4位 プーと大人になった僕
5位 グロリア(1999)

6位 アルマゲドン

 

以下にそれぞれの感想をまとめていきます。

 

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

あらすじ

経営するコインランドリーの税金問題、父親の介護に反抗期の娘、優しいだけで頼りにならない夫と、盛りだくさんのトラブルを抱えたエヴリン。そんな中、夫に乗り移った“別の宇宙の夫”から、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と世界の命運を託される。
まさかと驚くエヴリンだが、悪の手先に襲われマルチバースにジャンプ!
カンフーの達人の“別の宇宙のエヴリン”の力を得て、闘いに挑むのだが、なんと、巨悪の正体は娘のジョイだった…!

引用:下記サイトより

gaga.ne.jp

 

感想

映画館(字幕)にて鑑賞。

「なんでも・どこでも・いっぺんに」という意味らしいです。

ラーメンとカレーとケーキを同時に食べたら美味しかった!みたいなカオスな映画でした。大変楽しかったです。カンフー習いたくなる。

視覚的にも内容的にもカオスでした。

アクションシーンがキレッキレで超カッコよかったです。幼い頃によく観たジャッキー・チェンのことを思い出していました。というか、俳優さんの顔がジャッキーにすごく似てました笑

コメディ要素が下ネタに偏ってた所はもうちょっとなんとかしてほしかったです。あれだけやっちゃうとちょっと人を選びそうで心配。笑えるかはともかく、一瞬アンジャッシュみたいな、すれ違いコント的なところがあって、そこは好きでした。

メッセージとしては「好きなことをしていい」「相手の意思を尊重する」「優しい世界になるように行動する」ということかなと思います。「多様性」という言葉を声高にがなるだけではなく、「やるべきことをやる」「したいことをする」「他者のそれらを邪魔しない」ってことじゃないかな、と。

今の時代の流れを象徴するような映画のひとつになるんじゃないかなと感じました。

映像表現や役者さんの演技力が突出してすごいなっていうのはあるけど、この手の内容は冒頭でアレルギー反応を出す人がいて、最後まで集中して観てもらえるか、そういう人たちにちゃんと伝わるかっていうのが心配になります。日曜の朝なのにお客さんが全然いなくて何故ってなったり。

エストポーチで戦うアルファ・レイモンド、小指での格闘、岩になる世界線のシーンがお気に入りです。あと「あなたの戦い方を学んでる」って最高の愛の告白だなって思って、そこもすごく好きでした。

私たちは選択次第で何にでもなれるのかもしれない、と思わせてくれる映画でした。

 

シン・仮面ライダー

あらすじ

どういうわけか、あらすじを掲載している映画サイトがほとんど見つからない謎(公式サイトにも、あらすじは載っていない)

何らかの意図がありそうなので、私もそれに倣って掲載しないことにします。

 

www.shin-kamen-rider.jp

 

感想

映画館にて鑑賞。

仮面ライダー』シリーズは全く観たことがないので元ネタ等は一切解らないけど、個人的にはそれなりに楽しめました。しかしながら『シン・ゴジラ』が面白過ぎた感は否めないかなぁ……

人によっては会話のテンポの悪さに拒否反応が出そうだなって思いました。アクションシーンとか演出とか、部分的に観るとすごくカッコいいところもあるんだけど、全体を通して観た時にどう思えばいいのかちょっと難しかったです。

シン・ゴジラ』の場合は、「もしも本当にゴジラが現れたら、今の日本はどう対応するのか」というコンセプトがハッキリ理解できたけど、今回の作品は庵野氏が学生時代に自作していた特撮物をベースに、今本気で作り直してみたらこうなった、みたいなものを作りたかったのかな、という感じで、観客側へ提示したいコンセプトがいまいち伝わってきませんでした。正直な感想としては、特別面白いでもなく、特別つまらないでもない、微妙な立ち位置の映画といった感じです。

個人的には2号さんがめっちゃ好きでした。あの飄々とした感じ、昔の少年漫画感があって好きです。各オーグのキャラクター性とか戦い方のギミックもよかったです。

シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』と、体長の大きさ的にも、話の規模的にもどんどんスケールダウンしていってしまっているうえ、『シン・ゴジラ』が解りやすく、また面白過ぎたが故にハードルが上がりきってしまっていて、超えるのはなかなか苦しそうだなって思います。

仮面ライダー』をよく知っている人が観たら全然違う感想になるのかしら……

 

Mr.ノーバディ

あらすじ

何者でもない奴(NOBODY)を、絶対に甘くみてはいけない。

キアヌ・リーヴスの大ヒットアクション『ジョン・ウィック』の脚本家デレク・コスルスタッドと制作のデビッド・リーチが新たな作品でタッグを組む。監督に、全編一人称視点で全世界注目の新進気鋭『ハードコア』のイリア・ナイシュラーを迎え、ストレス社会に捧ぐ、「ジョン・ウィック」シリーズファン必見のハードボイルド・アクション!

主人公のハッチ(ボブ・オデンカーク)は、郊外にある自宅と職場の金型工場を路線バスで往復する、ルーティンで退屈な毎日を送っている。外見は地味で、目立った特徴もない。この世の理不尽なことはすべて全身で受け止め、決して歯向かうことはない。妻には距離を置かれ、息子からもリスペクトされることはない。世間から見れば、どこにでも居る、何者でもない男だ。ある日、バスの社内でチンピラと居合わせる。「ジジイ」呼ばわりされたことで、ハッチは遂にブチ切れ大乱闘。しかし、この事件はその後ロシアンマフィアへとつながり、街頭での銃撃戦、カーチェイス、と派手にエスカレートしていくのだった…。

 

引用:下記サイトより

www.universalpictures.jp

 

感想

Amazonプライム・ビデオ(字幕)にて鑑賞。

ザ・ファブル』や『奥様は、取り扱い注意』のような、普通の生活を目指しながらも、高い戦闘能力を発揮せざるを得ないといった設定のバイオレンス・アクション・コメディ。

お話というか、主人公の背景とかマフィアとの関わり方がちょっと解りづらいなっていうのはあるけど、アクションシーンが独特でカッコよかったです。自分の体力もしっかり削られながら格闘するところ、好きです。『トランスポーター』とかジャッキー・チェン作品もそうだけど、日常品とか手元に転がってるものを活用して戦う系、とても好き。

「やらなきゃならない」「なら、やれ」のシーンがお気に入り。

娘のネコのブレスレットさえきちんと探していれば、あんなことにはならなかったのだけど、彼は心の奥底で暴れ回る(本来の能力を発揮する)理由をずっと探してたんじゃないかな、と思います。

はっきりしないことが結構あって、もうちょっと明かしてくれてもいいのになっていうのはありました。最初のシーンに戻ってくるのはありがちだけど、しっかりまとまったな感が出るから好きなんだよな。

どうでもいいけど、毎週小言を言うんだったら奥さんが自分でゴミを捨てに行けばいいのに、とか←

内容とは別のところでちょっと気になったのが、タイトルに関してです。全く違う設定の『ミスター・ノーバディ』というタイトルの映画が元々あるようで(しかも結構面白そう)、それがあるんなら邦題をつける時に「Mr.」をつけ足しちゃったのは、うーん…って思います。原題の「ノーバディ」のままとか、あるいはもっと違う邦題なり副題なりをつけるとかしてもよかったのでは……

 

プーと大人になった僕

あらすじ

親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経ち、大人になったクリストファー・ロビンは、仕事に追われ、会社から託された難題と一緒に時間を過ごせない家族との問題に悩んでいた。 そんな彼の前に、“100エーカーの森”を飛び出したプーが突然現れる。彼が忘れてしまった本当に「大切なモノ」を届けるために…。 名優ユアン・マクレガーを迎え、『美女と野獣』のディズニーが「くまのプーさん」を実写映画化した感動の物語。

引用:下記サイトより

www.disney.co.jp

 

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

中盤まで割とホラーめいていてちょっと怖かったです。リアル調のプーさんたちのキャラクターデザインはかなり違和感が強いけど、見慣れてしまえば観られなくはないかな……

「何もしないは最高の何かに繋がる」って理想的ではあるけど、なかなか受け入れ難い考え方というか、すぐには実行できないという意味で難しいなって。

一言目で「あの俳優さんだ!」って顔が浮かんでしまう系だったので、字幕で観たほうがよかったかもと思ってしまいました。

 

グロリア(1999)

あらすじ

3年の刑期を終えて出所したマフィア組織の女グロリアはニューヨークへ帰るが、かつての仲間に裏切られてしまう。彼女は組織に監禁されていた少年ニッキーを連れて逃走を図る。ニッキーの父親は会計士だったが、組織の秘密を収めたフロッピーを持ち出したために、家族とともに殺されていた。標的となったグロリアとニッキーに迫る追っ手。やがてニッキーは彼らの手に落ちてしまうが……。ジョン・カサベテス監督の同名作品をリメイク。

引用:下記サイトより

eiga.com

 

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

前に一回観たなって、見始めてから気づきました←

しかもこれリメイク版だったんですね。

『レオン』の基礎になった作品とのことで、歳の差がある、異性である、2人とも孤独で真っ当とは言えない人生、お互いが血のつながらない家族や特別な存在になる、など、共通点は多かったです。

今観ると、女性はこう、男性はこう、というのが押し付けがましく感じられるけど、ハッピーエンドなので目を瞑れるかな。とはいえ、車の事故で2人も殺しちゃってる(生きてたとて……)ので、何のお咎めもなしってわけにはいかないのでは、と思いますが、細かいことは深く考えてはいけない……

シャロン・ストーン氏のグンバツの足、素敵。けどちょっとミニ履きすぎよね笑

 

アルマゲドン

あらすじ

ザ・ロック』のマイケル・ベイ監督、ブルース・ウィルス主演でおくるヒューマン・アドベンチャーテキサス州に匹敵するほどの小惑星の接近に際し、地球滅亡の危機を救うために立ち上がった14人の男たちの活躍を描く。

引用:下記サイトより

filmarks.com

 

感想

テレビ放送(吹替)にて鑑賞。

昔ビデオで観て感動したような気がするけど、今観ると割とめちゃくちゃだなっていう笑

そんなとこで銃撃つなよとか、核弾頭の上で遊ぶなよとか、叩いて機械直るんかいとか、微妙なタイミングで主題歌がかかったりとか。

テレビ版でカットされまくってるせいかもしれないけど、なんにも感情移入できなくてずっと笑ってました。

 

以上、2023年3月中に観た映画の感想まとめでした。

公開当日(3月31日)に観に行けなかったので、ここには載せてないですが、『ダンジョンズ&ドラゴンズアウトローたちの誇り』めちゃくちゃ面白かったので、ぜひ劇場で観てほしいです。もう一回観に行ってもいいなと思うレベルで楽しかったです。

4月も観に行きたい映画がいくつかあるので楽しみだな。